▼担当学生記者
浜屋公紀子(22歳:取材時)
▼取材日
2001/4/11(水)
▼取材時間
15:00~
▼取材地
新宿西口ルノアール
▼取材の雰囲気
まずやってみよう
担当学生記者:
浜屋公紀子(22歳:取材時)
高野さんは、とてもパワーのある方でした。アラビア語の通訳に限らず、他にもいろんなことに挑戦し、その度に高野さんの可能性や価値観がどんどん広がっていっているように感じました。決して、一度やったことを中途半端にはせず、ささいなことからも多くのことを感じ取り、たくさんのことを吸収しているんだなと思います。お話の中で、なぜアラビア語に興味をもったのかという話をしていたとき、日本のマスコミの報道について触れていました。中東諸国といえば、テロや内紛ばかりで貧しい国ということばかりが取り沙汰されているし、湾岸戦争やパレスチナの紛争では、アメリカ側からみた報道ばかりが目に付き本当はテレビや新聞だけでは見ることのできない何かがあるのではないか。確かに、財政状況はよくないし、治安も悪いかもしれないけれど、人間なんだからそれだけじゃない何かがあるのではないか。私達と同じように恋愛もするだろうし、家族もいる。彼らにとっては、それだけで片付けられないなにかが絶対にあるはずだ。高野さんは、このことをきっかけにアラビアに興味をもつことになったのですが、この視点は、とても衝撃的でした。マスコミに対して疑問を抱いていても、実際私は自分では何も調べようともしていな かったし、ただそう思っているだけでした。高野さんは、その後パレスチナの紛争のとき薬を配ったりするボランティアに参加し、エジプトに留学に行き、シリアに留学に行き、と実際に自分の目で耳で肌で心でさまざまなことを感じてきたのです。そのようなさまざまな、自らの手で得た経験が、年齢以上に成熟した男性へと成長させたのだと思います。高野さん自身、まだまだ自分の将来が定まっていないし、いろいろ迷ったりもしているそうですが、ただ、自分の劣等感から強烈に自分を高めたいという思いを持っていらっしゃって、ご自分でも、背伸びしているとおっしゃっていました。しかし、その背伸びしているという感覚、できるかどうかわかんなくても常に上へ上へとまずは挑戦してみるという姿勢がとても刺激的でした。高野さんがパワフルで生き生きしているのは、考えるよりもまず行動ありの姿勢からきているのでしょう。これからもまだまだいろんなことに自分の可能性を開いていくのだと思います。本当に、興味深いお話でした。
いっぺん将来のことを考えずにガーとやってみる!なんとかなります!
同行学生記者:
久保田裕美(23歳:取材時)
今回のナビゲーターさんは、なんと私と同年齢という事で、非常に、刺激になりました。私にとって、アラビア語は、全く知らない、遠い存在の言葉だったので、アラビア語は国連公用語6カ国語の中のひとつであると聞いて驚きました。アラビア語といっても、さまざまな方言があって、ネイティブな人でも、わからない方言があるという事でした。高野さんは大学に入ってから、アラビア語を学び始めたそうです。アラビア語を選んだ理由のひとつに、見てもわけのわからない、独特の形をしたアラビア語の文字に惹かれたと言っていました。高野さんの印象は、とにかく行動派だなと思いました。まず、現地に行ってみる。シリアに留学したり、エジプトに行ったり、パレスチナ難民キャンプにボランティアに行ったり。行動から道が開けているという風に思いました。 お仕事が忙しくて、なかなか学校へ行けないと言うことでしたが、どんどん社会に出て行って、学校では学べない実際に経験して学ぶ事を多く吸収していると思いました。将来は「人との往来を増やしたい」と、お話してくれた高野さんは、今も、自分自身試行錯誤しながら、自分の道を探しているという事でした。本当に、取材のたびにナビゲーターさんのすごいパワーを感じます。よし!私もがんばるぞ!
何事も自分で考える
同行学生記者:
大野雅史(20歳:取材時)
高野さんはまだ23歳で、大学生ということもあり,たいへん親近感がわき、また、とても気さくな面白い方でした。ただ、気さくな一方で,「自分の考え」を強く持っている人だと感じました。Only One Wordですが、正確ではないですが「何事も自分で考える」ということを盛んにおっしゃっていました。もう少し詳しく言うと巷にあふれている情報はすべてが真実ではないということです。確かにある意味私たちは新聞、雑誌、テレビなどの情報をすべて信用しているところがあると思います。それらの情報を自分の中に取り込み、そして価値観が出来上がっています。その点、高野さんは何事も自分で考えて自分なりの考えをもつことが大事である、ということを強く強調していました。これにはショックというか「そうだな」と思わされました。マスコミの情報に頼ってばかりでは自分の考えは生まれてこないので、自分であって自分でないというか、自分らしさがなくなると思います。無意識に今まで、マスコミの情報を信用していたのでこれからは自分の考えをもつことを実践していきたいと思います。また、劣等感から,自分を高めたい思いが強くなる、ということをおっしゃっていました。そこから、難民キャンプへのボランティアとしての参加やベンチャー企業での営業周りなど、さまざまな活動への積極的に参加する姿勢が生まれたということです。劣等感はだれしも持っていると思いますが,これをどのようにバネにし、自分を高めていけるかこれを決めるのも自分だと思いました。今後、言葉(アラビア語等)を道具として一旗あげたいとおっしゃっていたので、ほんとにがんばってほしいし、今のような積極的な心をもっていれば、きっとできるんだろうなと感心しました。
自分とは全く異なる文化・人と接することで、日本人とは何なのか、自分とは何者か、が見
えてくる。
同行学生記者:
平尾ゆかり(26歳:取材時)
イスラム文化圏との接点を持つ日本人って非常に少ないのではないでしょうか?私は、たまたま中学時代をシンガポールで過ごした関係でイスラム人を見たり、モスクから聞こえてくる不思議な音楽を聞いたことはよくあったのですが、さてはて彼らが何を考え・どう生きているか、までは知ることはありませんでした。 というか、あまりに違うから近寄れない、という感じかな。 そんな”全く違う文化圏”に挑む彼ってば、なんだかすごい、と 前から思っていたので、今回の取材へとつなげることになりました。彼は結果的に、日本という国が大好きになった、と言っていました。日本には非常に薄れている愛国心。その理由は、もしかすると、島国ゆえに異文化との接点が非常に少ないことも一つの理由なのかもしれません。「イスラム人は戦争ばかりしているイメージがある。だけれど、彼らだって、何らかの理由があるから世界を相手に喧嘩に挑んでいるんでしょ?彼らだって、家族がいたり、恋愛したりするでしょ。なのに、なんで彼らだけが絶対的な「悪」にされているの?」この素朴な疑問の答えを、”自分で”探そうと、実際にその国に足を運び、アラビア語を学び、イスラムの人たちの話を聞き、文化を理解しようと努力する。。。全身で、全力で。OnlyOneになるためには「私は何になりたいんだろう・・・?」なんてことをぐだぐだ考えるのではなく、自分の身近にある素朴な疑問を、妥協することなく徹底的に追及することだな、と、つくづく感じました。