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学生記者の感想

▼担当学生記者
久保田裕美(23歳:取材時)

▼取材日
2001/4/24(火)

▼取材時間
18:00~

▼取材地
田町の慶応大学内

▼取材の雰囲気

人間はみなどこでも同じ
担当学生記者: 久保田裕美(23歳:取材時)
裁判官のお仕事って、テレビドラマなどで見ていたりしてある程度のイメージはあったのですが、実際にお話を聞いていて、そんな事もあるのか、と感心することが多かったです。たとえば、裁判官の仕事の一つに逮捕状を発行したり、家宅捜査を許可したり、するというのがあるのですが、これは、夜中だろうと、明け方だろうと、自宅にその許可をもらいに警察官が来るそうです。実際に、裁判所の中でのお仕事しているよりも、証拠についていろいろ調べたり、呼んだり、それから判決文を書いている時間のほうが多いとの事でした。罪を犯してしまって人でも、その人が特別なわけではなくて、人は皆おなじなんだよ。と言っていたのがとても印象的でした。裁判官というと一段高い所のような感じがあったのですが、そんなことはないいんだよとおっしゃっていました。六車さんはこれから、法律がもっと私達の身近なものにしていきたいと言っていたのですが、確かに今回お話をお聞きするまで、法律は、関わらずに済むならその方が楽かな、と思っていた所がありました。とんでもない!法律は全然遠いところの話ではなく、ごく身近なものであると言うのを実感しました。知っているのと知らないのとでは、何かがあった時にその対応がものすごく違うというのは分かる気がしました。具体的なところまで知らなくても、何処に行けばいいか、誰に相談すればいいかというのを知っておくだけでも、全然違うということでした。自分からも歩み寄る事が必要だし、法律ももっとわかりやすくすることが必要だねとおっしゃっていました。驚いたのが、今の家庭科の教科書には、裁縫のページや料理のページの隣りに クーリングオフだとか、ネット商法などについての法律のページがあるという事です。(私の時には、なかったよなぁ・・・)早稲田の高校生も「あった、あった」と言っていました。意外と、中高生の方が詳しいのかな・・・。若者、置いていかれてるぞと思ってしまいた。

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同行学生記者: 小西麻喜(22歳:取材時)

裁判官は最後の最後まで判定を書く仕事
同行学生記者: 吉田秀樹(17歳:取材時)
いけない事に、今回2度目の同行取材だったのですが、"裁判官"という職業の名を聞いただけて、政治か以上にお堅く、かなりピリリとした感じの方を勝手に想像していました。一目見た瞬間"あれ?!"って思ったのが正直な感想です。 優しそうで、人がよさそうで。実際にお話をうかがってみると、まったくその通りでした。ステキな目をしていて、とてもとても心の広い方でした。前半の話では"裁判官"という職業について教えていただき、普段色んなメディアから想像できるような裁判官とはまったく異なっていました。つくづくマス・コミ等の情報の偏りを感じます。失礼な話になってしまいますが、僕が思っていた裁判官という職業は、いつも裁判所のお仕事ばかりで、判決を下すものと思いこんでいました。しかし、実際は、裁判官自身が膨大な量の書類を日々書く事に追われ、時には作家並の生活もあるそうで、見えない部分で多大なる苦労があるのだという事がわかりました。 学校で少しだけ習った「逮捕状」や「捜索差し押さえ令状」等の書類を書くのも裁判官の仕事で、これは日にち、時間を問わず警察から頼まれるそうで、真夜中でも書類を書かなければいけないという話を聞き、学校の簡素な授業に疑問を持ちました。そうした書類は、もちろんただ書けば良いのではなく、許可をするか否かの選択は裁判官自身がするものであり、また、その責任も裁判官が追うものとされています。その為に、気を抜く事などできないのです。裁判官になるというきっかけが特になく、最初は医学部志望だったという事で、驚きました。お話をうかがっている最中思ったのは、長年(21年間)裁判官という職業をやってきたのに、先輩ぶるわけでもなく、知ったかぶるわけでもなく、とても親しみのもてる視線でお話をしてくれました。仕事柄、2者の間に優劣が生まれないようひとつひとつ言葉を考えているからかでしょうか、素晴らしい方でした。 自分も見習わなければいけないなと思いました。六車さんはもっともっと法律や裁判といったものが身近になり多くの人に、広く理解してもらう事を望んでいて、そういう社会を作り上げていく上で、自分も協力していきたいとおっしゃっていました。こんかいのキャリナビの取材にも"こういう機会は嬉しい"と言っていました。たくさんの話をしていただいて、このまま感想を書き続ければどこまでもいってしまいそうなくらいです。とにかく優しい目と広い心に満ちた六車さんの表情が 強く心に残っています。是非、1度六車さんの講義をきいてみたいものです。

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同行学生記者: 野口弘雄(16歳:取材時)
裁判官は裏の仕事が多いです。法廷での仕事の他に、逮捕状や判決文などを自分の名前で書かなければならないそうです。そして、それは自宅で時間を問わず、やらなければならないのです。なにせ、人の人生を左右することもあるのだから、責任重大で、大変です。また、離婚、相続、境界、等、家庭崩壊を見てしまうのは辛いことです。それにもかかわらず、先生は人間というものに対して寛容でした。犯罪者を異常視したり、嫌うわけでもなく、同じ人間として捉えるのはなかなか出来たことではありません。「人間いつ逆になるか分からない。レッテルを張ってはいけない。」という言葉はとても新鮮でした。他にも、「どんな職業でも頭のよさや大学名ではなく、一生懸命やってもらえることが求められる」というのがありました。弁護士を例に挙げると、依頼主は弁護士の学歴ではなく、自分の話を熱心に聞いてくれることを求めている、ということでしょうか。キャリナビにも繋がる考えだと思います。非常に共感できるお話でした。現在は慶大法学部の教授をなさっていていて、司法制度の改革にも携わっているそうです。ロースクールというのが、それに当たります。全体として、今回は人としての大きさについて考えさせられる取材でした。先生は10年後の自分をイメージし、10年後にそうなる為には、今どうあるべきか、 を考えることが大切だとおっしゃっていました。先生にとっては、やさしく法律を広めていくことだそうです。皆さんにとっては何ですか?自分を見つめ、目的意識を持って生きていくことが人を大きくするのでしょう。僕も頑張りたいと思います。

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