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学生記者の感想

▼担当学生記者
林香菜子(20歳:取材時)

▼取材日
2001/5/30(水)

▼取材時間
10:00~

▼取材地
カフェ・レクサゴーヌ(ナビゲーターさんのお店)

▼取材の雰囲気

なんでも挑戦してみる。責任はすべて自分にある。
担当学生記者: 林香菜子(20歳:取材時)
上の言葉からもわかるように、マスターはとても真面目な人でした。ご自分でも「カタブツ」だとおっしゃるくらいの真面目さです。カフェ・レクサゴーヌの空間が私はとても気に入っていて、何度か通ったのですが、客とマスターという間柄であった時は、いい意味で「真面目」だという感じは受けませんでした。どちらかというと、おおらか、穏やかという印象です。いつも笑顔を絶やさず、やさしく受け答えしてくださる素敵なマスターです。取材を通じてこの印象が覆されたわけですが、このギャップこそがかマスターの言う「営業」によるものなのだそうです。これを聞いてちょっとしたショックを受けました。客の私から見れば、お客様との出会いが楽しくてやっている、と見受けられたのですが、現実は甘いものではなく、生活がかかっているかぎり、カフェの仕事はあくまでも仕事だそうです。この文面ではとても冷徹な人のように感じられるかもしれませんが、決してお客様にはそのように感じさせません(現に私が全くそう感じていませんでした)。それは、お客様を大切に思う気持ちと、自分がいくら疲れていても自分をコントロールするというマスター自身の努力によるものなのです。マスターの森部さんは、憧れの人というよりは、見習わなければならない人生の先輩、という感じがしました。考え方に曲がったところは一切見られません。先ほども書きましたが、取材を通して印象が見事に覆され、自分がマスターの営業のわざに見事にはめられていたことがわかった(笑)のですが、それと同時にマスターの人柄を深く知ることができ、カフェ・レクサゴーヌがより身近に感じられるようになりました。近いうちに客としてまた足を運んでみようと思います。
個人的な「ONLY ONE WORD」にしたいくらい嬉しかった言葉は、マスターがカフェの魅力を語ってくださった時に、私に向かって「お客さんと、こういうふうに(私とマスターみたいな)お友達になれること」といってくださいました。マスターと客という壁を超えて、マスターの中で私が「お友達」であったこと。取材の中で私の心に残る一番のONLY ONE WORDです!

ゼロからの出発がいつでもできる
同行学生記者: 境妙子(21歳:取材時)
森部さんは私のイメージ通りひげをはやしてらして、ダンディ~というかんじでした(笑)お客さんとのコミュニケーション(会話等)を大切にしてらっしゃるせいか、ものすごくお話がお上手でわずか一時間の取材の中でとても多くのことを聞かせていただくことができました。
森部さんは何かをやるからにはトップを目指さないと気が済まない性格で、これまでに挫折したことはないそうです。(すごい!)…というのも、子供の頃からお母様によって世間に慣らされていた為(詳しくは記事またはラジオにて…)自立心が非常に強く、判断力があるからだとおっしゃっていました。「やれる事は100%やるが、できないと思ったことに対する諦めは早い」そうです。
高校卒業後、会社員→船乗り→喫茶店経営(御友人と共同)→会社員→喫茶店経営という珍しい経歴を持っていらっしゃるのですが、その一つ一つの始めと経緯、終わりの全てが決意に満ちているというか、無駄がないんですよ。本当に全てを「自分で」決めて、その通りに実行してきたという印象を強くうけました。
また、すごい人だなと思ったのはオンリ-ワンワードにあるように常にゼロから出発できるということです。喫茶店を始めるに当たっても、資金はゼロで借金をして始めたそうです。けれどもそうすることで、やりがいがあり、「あとには引けない」とがんばれるとおっしゃっていました。
それから、会社で働いていた頃は本当にただお金をためる為だけにひたすら自分をころしてやっていたけれども、喫茶店は半分「楽しみ」半分「仕事」でやっていらっしゃるそうです。ただ強調してらしたのが、決して「趣味でやっている」わけではないということです。
「趣味」では仕事は絶対にできないとおっしゃっていました。ただ、「趣味でやっている」ように見せる事が仕事であり、営業であるともおっしゃっていました。あくせくと大変そうにやって、いかにも「仕事です!」という風にお客さんに見せるのではなく「趣味でやれていいわねー。」と言われる位に余裕を持ってやることを心掛けているそうです。かっこいいな~。
…取材全体を通じて本当に努力家で志しが高く、喫茶店という「空間」とそこに来てくれるお客さんの事を本当に大切にしているんだなということがひしひしと伝わってきました。

高い目標を持ちすぎると自分が焦ってしまう
同行学生記者: 小西麻喜(22歳:取材時)
徹頭徹尾真面目な人だなと感心しました。
 母子家庭で厳格に母親に躾られたのが、性格の大部分を形成しているんだろうと感じましたが、あのくらい親に感謝している人も珍しいなと思いました。私も感謝を忘れないように、そして感謝されるような母親になりたいですね。
 会社員として25年間、子供の教育費と一軒家のローンのために、カフェを始めて自分の本音で仕事がしたかった、会社には自分が無いから、とおっしゃっていましたが、「今の仕事には自分が無い」と感じつつも家族のため、もっといえば収入のためだけに働いている人って多いんだろうなとぼんやり思いました。それってあまりにも悲しいことだなと。
森部さんの場合それは限定された期間(とはいっても25年・・・)で、そのあとに自分のためのカフェオーナー生活があるからまだ救われますが、一生そうやって働いて、定年したら何も無い、って人少なくないですよね。自分が無い、と思いながら働くのってどういう感じなんでしょう。春から働く身としては恐ろしいばかりです。
趣味でカフェをやっているように見せるのが仕事で、営業だ、と言われてけっこうショックでした。私もお気に入りの家族経営のカフェがあるんですがあのカフェのおじいさんの笑顔も営業用なのかー・・・。なんて。でも、昨日こわごわそのカフェに行って、おじいさんと話していると、私が見せられているのが夢でも虚構でも、この空間が幸せならばいいや、という気持ちになりました。知りたくない裏側もあるってことですかね。
パリの北に同じ名前のカフェがあるそうなので、秋に欧州旅行する予定の私としては、暇があったら探してみたいですね。

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