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学生記者の感想

▼担当学生記者
関野亜紀子(28歳:取材時)

▼取材日
2001/7/12(木)

▼取材時間
14:00~17:30

▼取材地
ナビゲーターさんの勤務先の小学校

▼取材の雰囲気

変わりたいけど変えられない自分がある。でも、変えたい。
担当学生記者: 関野亜紀子(28歳:取材時)
片山先生は、一見どこにでもいる普通の人でした。でも実はなかなかいないタイプの人ではないかと思います。50歳を目前に控えた現在になってもなお、本気で自分を成長させようとしている大人が、いったいどのくらいいるでしょうか。私が出会ってきた多くの大人達は、よくこう言いました。「この歳になっちゃうと、もう自分は変えられないのよね。」あまりにも多くの人がこう口を揃えるのを聞いて、そういうものなのだといつしか思い込むようになりかけていました。でも、自分と闘い続ける大人も、いるんですね。自分と、他人と、常に正面から向き合うこと。キャリナビに来てから何度も考えさせられてきたこのことを、片山先生との出会いを通して、またしても認識させられました。キャリナビの多くのクルー達と比較すれば、とっくに成長期を過ぎているはずの私。でも、片山先生より、20歳も若い私。自分に対してまだまだできること、しなければならないことがたくさんあるんだと、奮い立たされ、勇気づけられました。

大きな事件があればあるほど子供たちは自分で学んでいく
同行学生記者: 小西麻喜(21歳:取材時)
あんなに脆い人が子供たちをまとめ上げていることに驚きました。授業を見ているときはなんて完璧な先生だろうと感激したのに、取材してみるととても傷つきやすい、優しくて弱い、ただの女性でした。痛みを知っているからこそ優しくなれる、まさにそういうかんじ。精神科医は昔心の病を抱えていた人がなることが多いと言う話を以前聞いたことがありますが、自分が傷を知っているからこそ、他の人の弱さを理解してあげられるんだろう、と思いました。当たり前のことかも知れないけれど、そういう意味で、弱い人は誰よりも優しく、強くなれるのではないかと。「私は甘えるのが下手」「いい母親ではなかった」など、自分を否定する言葉を繰り返す片山さんを前に、彼女が自分自身に求める理想の高さを思い、尊敬の念を抱かずにいられませんでした。もうひとつ心に残った言葉をあげるなら「子供を産んで育ててはじめて、自分が人間になっていく気がした」とおっしゃっていたことです。母親であるということが、教師としての自分にも大きく影響している、と。私もあとになって絶対「私はいい母親じゃなかった」なんて言いそうな気はしているんですが。それでも母親願望を高められました。

私が思うように(感じるように)子供達が感じなくていい。
同行学生記者: 浜屋公紀子(22歳:取材時)
授業まで見させていただいて、とっても楽しかったです。実は子供嫌いな私ですが、ずーっと1年生の子達を見てると、いろんな事を発見して、感動して、感じて…、と小さなことだけど、私なりにたくさんのことを受けとってきました。取材のときも、片山先生の思いを辛いこと、感動したこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、たくさんの事を、時には涙が出そうになりながら話して下さいました。先生というよりは、大きな心をもったお母さんという感じで、私はすごく大好きになりました。
Only One Wordは「私が思うように(感じるように)子供達が感じなくていい。」です。片山先生が片山先生なりに、自分ができるやり方で子供達に何かを表現したり、何かを与えたりするとき、ご自分が感じたのと同じように生徒が感じなくてもいい。それは、とても当たり前のことで、先生も生徒もみーんなそれぞれ違う人間ということ。だから、それぞれにその人にしかないいいところ悪いところがあって、その人なりの感じ方、見方がある。いろんな先生がいて、嫌な先生もいたりする。でもいろんな先生が、いろんな表現をして、それぞれのやり方で沢山のことを与えれればいいだけで、それを生徒も個人個人の感じ方、見方で、それを受け止めていく。こんなことをお話してくださいました。ちゃんと片山先生はせいとのことを、先生と生徒という立場ではなく、ご自分自身を一人の生身の人間として、生徒一人一人も同じ人間として接しているようでした。今日は、そんな片山先生の姿勢に心を打たれました。またまた、とってもよい出会いをすることができてよい一日でした。

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同行学生記者: 加納章子(24歳:取材時)

子どもが好きな限り教師を続けます。
同行学生記者: 白鳥洋平(20歳:取材時)
先生の片山さんは小学校1年生の担任でした。1年生といったらまだ、無邪気な盛りで先生としてはまとめていくのが本当に大変だと思います。実際、取材中も、授業中にもかかわらず出歩く子がいたり、服を脱ぐ子がいたりでとても騒がしかったです。(自分の小学校1年生のときのことを考えると授業中に席を立つなんて考えられなかったんですが・・・・・ 10年経つとこうも変るもんなんですね。)そんな状況の時、子どもの事を少しでも憎いと思ってしまったら教師という職業は勤まらないと思います。そんな事を考えながら先生のお話を聞いたときにこの言葉が出ました。とても納得できました。授業中でも悪さをする子どもたちに対して怒鳴り倒すのではなく、むしろ優しく声をかけながら諭していました。同じ子どもに何度も何度もそうしていました。きっと毎日こんな様子なんでしょう。お話の最初に先生が何気なく言った一言「私も本当は疲れるんですよ」には、元気な先生でも本当は疲れてるんだなって、それでもがんばっているんだなって強く感じました。

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