▼担当学生記者
西村まゆみ(20歳:取材時)
▼取材日
2001/8/22(水)
▼取材時間
13:00~
▼取材地
昇苑くみひも
▼取材の雰囲気
今回は東京の撮影クルーと合同取材。7人で押しかけてしまったにもかかわらず気さくに話をしてくださってとても楽しい取材でした。くみひも体験もさせていただきました。
機械はビジネス。ハンドメイドは作品。
担当学生記者:
西村まゆみ(20歳:取材時)
梶さんはこのくみひもの職に就く前に東京で写真の現像所に勤めていたということで一度、伝統産業の環境から離れる機会がありました。そのために、視野が広がったということもあって、「伝統産業」と「ビジネス」とのバランスをうまくとっておられるように感じました。自分が今いる世界から、外に出ることはすごく大切なことだとおっしゃっていましたが確かに自分を客観視して初めて気付くことは多いだろと思います。今回は、梶さんのその経験が、いまの組みひもの仕事にうまく繋がっているのを強く感じとれました。話の中に、「食べていくためには・・」というような言葉がよくでてきて、実際にビジネスを視野に入れて新しいことをやっていかないと伝統産業というものも下火になってしまうんだということを認識させられました。それでも「ものづくりは人間の本質だ」とおっしゃるだけあってくみひもに対する情熱は強く感じ取れた気がします。 今度はぜひぜひくみひもの体験をしに伺いたいです。
人のネットワークを広げたい
同行学生記者:
石浦陽子(23歳:取材時)
関東撮影チームと関西クルーの合同取材でとてもワクワクドキドキしていた。一度きりのカメラ撮りだから失敗はできない、と思うと自然に緊張感が増してきて、固くなってしまった。梶さんは家業である「くみひも」を父親から引き継ぎ、世代交代したという。今、世の中の多く子どもは両親の働く姿や、生きていくためにお金をかせぐという活動を目の前でみる機会が少なくなってきている中でも、職人さんの御家庭は小さい頃から、親の仕事をする姿をみて子どもが自然に職業というものや、生きていくと言うことに、いつも触れられる環境にあるということがうらやましいと思った。そして、「おびじめ」だけではなく、「携帯ストラップ」や「システム手帳」など新しい「くみひも」の使い方に挑戦する梶さんのチャレンジスピリッツは何か、伝統の枠を超えたもっと大きなジャンルの中での「くみひも」の今後の可能性を示しているようだった。また、みんなに「くみひも」を体験させてくださったので、ひとりひとりがより伝統産業を身近に感じることができた。やはり、取材の記事だけでは伝えきれない、生の感動が取材にはある。是非、きゃりなびを見た子ども達にも、実際に仕事の現場に足を運んで、あの感動を生で味わってほしいと思った。
人間の本質は物を作ることだ
同行学生記者:
池宮珠子(20歳:取材時)
今回は東京の映像クルーと一緒ということで結構緊張してしまいました。いざ、梶さんに会ってみると非常に気さくでノリのいいかたでした。話を聞いていると、常に仕事のことを考えてらっしゃるしそれに向上心というか、前に突き進むパワーがとてもすごいなぁと感じました。好きな言葉が"向上心"だということで、これほど似合う人はいないっていうぐらいでした。「人間の本質は物を作ることだ」この言葉を聞いているとき、どんなことをしていてもそれは結局物を作っているという事なんだというような話を一緒にされたんですが、全くもってそのとおりだと思いました。キャリナビでこうやって活動している事ものを作ってるっていうことだし。そういうを自覚して一生懸命取り組まれている梶さんはこれからも、まだまだ活躍されていくに違いないです。私もものを作る事に誇りをもって取り組んでいきたいと思います。
機械はビジネス、手作りは作品
同行学生記者:
大野雅史(21歳:取材時)
京都に来て、初めての取材、撮影だったのでとても緊張していた。まず、はじめに梶さんを見て思ったのは「職人」さんぽくないってこと。茶髪でさらさらな髪の毛で・・・さらに、三脚を貸してくれた。むかし、映像に興味があったらしい。今回から2カメ制を導入した。ぼくは遠くから、梶さんだけを取る役だった。カメラを撮っていると話を聞くことが難しい。そんななかでも心に残ったのは「機械はビジネス、手作りは作品」だ。この言葉を語る、梶さんには力強さがあった。ほんの少しだが、組みひもづくりを体験した。お土産もいただいた。携帯ストラップ。なかなかかっこいい。ぼくらも映像をつくるという、モノづくりをしている。映像を機械で大量生産するということはないが、毎回同じモノを作るだけでは大量生産と変わらない。1つ1つ目標を実現し、常に作品を作りつづけていきたいと思う。
常に向上心を持ってものづくりをしています。
同行学生記者:
田中陽介(20歳:取材時)
私は梶さんの取材でカメラを持って動きある映像の撮影を行いました。インタビュー中の動きの無い場面でいかにもって視聴者に動きある映像で飽きさせないようにするかという事を考えて初挑戦してみました。色々な角度からナビさんの表情を撮る事によって正面からの映像には撮れない味のある映像が撮れたのではないかと感じております。またお仕事現場での撮影も非常にたくさんの方のお話や仕事風景を撮ることができて今までの撮影とは一線を隔していること間違いなしです。映像を撮りながらだったのですが、梶さんの職人としての自信と、人間的な優しさ・大きさを強く感じました。ものづくりの持つ魅力を最大限に感じて仕事をなさっている梶さんは本当にかっこよかったです!
人間は、ものをつくるという本質をもっている
同行学生記者:
金井寿恵(20歳:取材時)
梶さんの好きな言葉は、「向上心」です。梶さんいわく、決断力や行動力、その他諸々の能力は、これに付随するものだそうです。(←共感!!)私がキャリナビに入って感じていることの一つに、「常に手を動かしていないと、向上心を保てない」ということがあります。撮影をするでも、構成表を作るでも、報告のメールを書くでもなんでもいい。常に何かしていないと、つまり小さいながらもものを作っていないと、心が乾いてしぼんでしまうのです。自然、思考能力だって落ちます。「ものづくりは人間の本質」このことを端的に表している言葉なような気がします。取材も、撮影も、成功でした。映像チームにとって、これが弾みとなって後の2回の取材に臨めたことは、いうまでもありません。すごく楽しい取材でした!
ものづくりが好き
同行学生記者:
川島奈々(20歳:取材時)
京都の伝統工芸に携わる方ということで緊張しました。京都の伝統工芸ということは、日本古来からの産業です。実際に梶さんにお会いしての印象は、「伝統」という言葉から連想される古くさいとか、堅いというイメージからはかけ離れた今どきで若々しくて、ゴルフが趣味というお言葉通り、色が黒くてとても素敵な方でした。お話を直接伺う以外に、実際にくみひもが手で編まれているところを案内していただきました。きれいな糸と、不思議な形をした何種類、何台もの編み台と、梶さんのお母様が実際に手で編んでいるのを見て、率直な感想として、面白そうだなと思いました。女性なら特に、きれいな糸が複雑な模様に編まれている過程を見たら、心動かされてしまうのは間違いないです。オンリーワンワードにある言葉は、梶さんがなぜこの仕事を選んだのかという問いに対する最終的な答えとして、「ものづくりが好き」ということをおっしゃったときに、私自身がちょうどこの取材をする少し前に、自分の将来のことを考えて、ものづくりがしたいなという結論に至ったのとちょうどリンクして、取材中最も印象を受けた言葉となりました。