▼担当学生記者
安東英之(23歳:取材時)
▼取材日
2001/9/9(日)
▼取材時間
16:00~17:00
▼取材地
スタジオ@代々木
▼取材の雰囲気
代々木のテレビのスタジオの一角を使わせていただいて取材をしました。歌人という言葉のスペシャリストの話すお話は、ところどころ僕達には理解できないような感性がありました。ビックリするような発想が、田中さんの繊細な語り口調から次から次へとでてくるので、あっという間に取材が終わってしまった気がしました。
良いとこをしようと決めたら、幸せのほうがスタンバイしている。
担当学生記者:
安東英之(23歳:取材時)
自分がやると決めたら、それをサポートするために地球のどこかでだれか、なにかが待ち構えていてくれる。
このように話してくれた田中さんに今までに無いくらいの勇気とやる気をもらいました。自分に自信をなかなかもてない僕のこれからの生き方を変えてくれるような言葉でした。
田中さんは言葉を「言」の「葉」ととらえて31文字の透明な植物なんだとおっしゃっていました。世界を回って短歌を書く事はその言葉を地球の色々な場所で植樹しているような気がするとのこと。
世界の自然はスーパークリエイターである。これは何万年もの間地球というものを作ってきた自然は、すごいクリエイターの大先輩だということです。だからそんな大先輩に挨拶をしにいろいろな地域をまわって、そこに短歌を植樹するのです。すごい発想じゃないですか?
また人間の心(宇宙より広いとおっしゃっていました)も透明な畑ととらえそこにもまた短歌という「言」の「葉」を植えたいんだそうです。いくら自然保護の活動として植樹やリサイクルをしてもそれは対処療法であって、それをする人間のこころが変わらなければ根本はかわらないですからね。
田中さんは動物や人間、植物を同列、むしろ人間が一番下にいるというふうに考えているのではと感じました。人間は生かされているんだから保護はその恩返しじゃないかと。恩返しというのもおこがましいらしいですが
話を聞いていくととても色々なことに感謝をしている人だなぁと感じました。太陽はいつも僕たちを照らしてくれているのに公共料金を取らない。空気にには家賃を払うべきなんじゃないか。僕たちが普段当たり前に感じていることに、敬意を払って感謝していることに驚きました。
こんな話を聞いて、もっと大事に丁寧に生きていったほうがいいなと感じました。それは自分にも、周りのものにも。曖昧ですが、ぼんやりとそう思います。
親善大使は自分だけのものではない。
同行学生記者:
佐々木大輔(22歳:取材時)
田中さんというと、歌人、親善大使ということで有名ですが、あった印象としては、非常に謙虚な方でした。ただし、自分の信じること、正しいと思うことを少しでも多くの人に伝えようとしている気持ちは人よりも大きいように感じました。
「いいことをしている人の活動を広げるためのキッカケとして親善大使であることのメリットを生かすことが出来たらいい」とおっしゃっていました。その言葉どおり、親善大使として出席する講演会や会議ではいいことをしている人や組織のことをプロモーションしているそうです。
そして、地球に水や空気などをお世話になっているのに恩返しをしていない、という言葉にも驚きました。普段そんなことを考えていなかった僕は、改めて地球が自分たちに与えてくれているものについて考えさせられました。
地球規模で物事を量る田中さんの言葉はどれもずしんと胸に響きました。もっと広い視野を持ち、自分がやるべきことを考えなくてはいけないと思いました。
良い事をしようとしたら、どこからでもどこまでもチームメイトが集まってくる。
同行学生記者:
倉本奈那(21歳:取材時)
本日、国連親善大使 田中章義さんの取材に行きました。取材同行は初めてでとても貴重な体験になりました。
田中さんは歌人として活動しながら世界中のSOSメッセージを伝える活動をしていたところいつの間にかNPOに伝わり、サポートを受け始め現在の国連大使になったそうです。
そもそも田中さんは、高校2、3年生の時短歌に興味を持ったそうです。「言葉は人間より長生き」であり800歳,1000歳、長いものでは1400歳の言葉が未だ青春時代のように輝いていると気がついたからです。そんな「言葉」を使って歌を書くことに魅力を感じたのだろう・・・と私は思いましたが、そうではありませんでした。
言葉は使っているのではなく、色々な場所に行きそこが伝えてくるものを一緒に考えて短歌が出来るそうです。だから、田中さんが作る31文字は「様々な神様との対話」だと言います。この世界は人間だけのものではない生物,自然、人間すべてを含む「地球」であると教えて下さいました。景色などを見て、自分の思いを歌にするのではなくそこが訴えかける言葉を聞き、対話し、短歌として残すという方法を知り、私は新世界を見せられた気分でした。人間が中心では無い。ということをヒシヒシと感じました。
紙のリサイクルに興味を持ち、そこから環境問題に着目し始めた田中さんの現在の理想は、バナナ園を世界中に作ることです。バナナの木は切れば切れほど大きくなるからだそうです。人間のSOSも見落とせないが、調べによると一本の木には120種類もの昆虫が生活しています。言わば木一本は120種類の昆虫のマンションなのです。そんな木を私達は一日想像もつかぬ量を切り倒しているのです。
田中さんの目的は、人間からは勿論だけれど自然からも「この子は親善大使だよね」といわれるようになることだそうです。目的を聞いたとき私は、終わりの無い目的だけれどとても素晴らしい事だな・・・・と思いました。