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学生記者の感想

▼担当学生記者
高橋健一(22歳:取材時)

▼取材日
2001/8/21(火)

▼取材時間
16:00~17:30

▼取材地
ケプナー・トリゴー・グループ日本支社

▼取材の雰囲気

マインド>スキル
担当学生記者: 高橋健一(22歳:取材時)
経営コンサルタントと聞いて皆はどうイメージしますか。”かっこいい”とか”冷たい”などの形容詞を思い浮かべますか。そういうイメージを思い浮かべるとしたら、それはコンサルタントが常に冷静沈着で様々な企業の経営課題に臨み頭脳を駆使している一部分を想像しているからだと思います。
今回の取材ではコンサルタントのもっと泥臭い人間的なお仕事についてお伺いすることができました。例えば、ある企業の戦略として課を廃止するためには、その課に所属する人を異動・失業させなければならないかもしれません。外部のコンサルタントを雇ってその提案で課の廃止が決定されれば、内部に向けては特に批判の声もあがらず経営コンサルタントがいわばスケープゴート的な存在になるわけです。そのような仕事は”とても気持ちよく”やれるわけではないと仰っていました。
経営コンサルタントの中身について、現場からのより深いお話を聞くことができたと思います。そういった泥臭さを含めた人助けをするのがコンサルタントの仕事であるとも理解しました。
実際、コンサルタントは人のために一生懸命なれる人、人の問題を自分の問題としてともに考えられる人が向いていると仰っていました。辻本さんご自身もメーカーからコンサルタントに転職した理由の一つにメーカーの仕事と比べてより人の役に立っているという実感があることを挙げていました。
自分が今までコンサルタントになりたいと思っていた理由の一つとして考えるのが好きだから”戦略立案”って言葉に魅力を感じたことがあります。
ただ戦略立案を”ゲーム感覚”で捉えるのはかなりの間違いであると感じました。辻本さんのクライアント企業は社員何百人、何千人を抱える大企業です。仕事内容上、企業のトップの数人と接する機会が多い仕事のようですが実際には”経営戦略”なので組織全体に関わっていて何百、何千の人生が埋まっているのことは、見え難いけれど考えればすぐわかること。
そういった事を常に意識して全力で戦略を立案する、したいと思うマインドがなければ、できた提案内容も机上の空論と化してしまうんだろなと思いました。そして、一度その案件を引き受けたらそのクライアントを助けるために泥臭い仕事であろうと汗かく仕事だろうと挑戦していくようなマインドをみせることが、本当の意味でクライアントとの信頼関係を築くことになり「次の案件もお願いね。」と頼まれることになるのだねぇと思いました。

コンサルタントはリレーションビジネス
同行学生記者: 久保田裕美(24歳:取材時)
オンリーワンワードはいろいろあったのですが、(それじゃOneじゃないって?)今回の取材でコンサルタントという職業は知識でも技術でもなく、人との信頼関係というのが最後まで残っていたので「コンサルタントはリレーションビジネス」にします。
コンサルタントというとクールな感じというか、冷たい感じのイメージがあったのですが、今回取材させていただいた辻本さんは、泥臭い人間関係もある世界だとおっしゃっていました。知らなかったのですが、コンサルタントは
・泊まりの出張が多い
・不規則な生活
・飲む機会が多い
お仕事だそうです。どんな職業でも人との関わりなくして成り立たないんだなとしみじみ思いました。相手との信頼関係をいかに築いてそれを持続していくか。その場限りではなく、築いた信頼を続けていくことがとっても重要だという事でした。キャリナビも人とのつながりによって成り立っているなって、これもしみじみ思いました。
ここでコンサルタントになりたい人へのアドバイス。コンサルタントはお助けマンの精神が大事だそうです。人助けしたい、人の事が目的で、お客さんにとっての価値を考えられる人というのがポイントでした。
その他、オンリーワンワード候補だった言葉を載せておきます。『より優秀な社員に居心地のいい会社をつくる』~会社の問題を解決する方法で迷ったとき
『必要とされているところに人は動く』~コンサルタントは一つの会社でずっと働くのではなくヘッドハンティングや転職もある
『私の仕事はペースメーカー』~私は方向性や選択肢を提示し、それを実行するのはクライアントの会社。案だけならいくらでも出せるが、それを実際に実現させることが大事。

私がきたから大丈夫だと人に思いこます
同行学生記者: 細田智美(20歳:取材時)
今回の取材のOnly One Wordは『私がきたから大丈夫だと人に思いこます』です。この言葉を選んだのは、こう思えるくらい自分自身に自信を持ちたい。でもそう思うだかじゃなくそれを人にも伝えて納得させる事が出来るように私もなりたいと思ったからです。
それからコンサルタントのお仕事についてお話してくださったときに、日常の生活でも心がけなければならないと思った事がありました。それはコンサルタントのお仕事内容である「何が問題か→原因は何か→対策は?」というプロセスです。日々の意思決定においても、このプロセスは非常に大切だと改めて感じました。けっこう1番目と2番目のプロセスを省いてすぐ結論を出してしまう事が多々あるので、この機会にもっとそれを認識すようにしようと感じました。

優秀な社員が居心地の良い会社を作ること
同行学生記者: 平尾ゆかり(27歳:取材時)
コンサルタント、というと、ここ最近の学生には非常に人気の高い仕事とされています。しかし、実際はそんなきらびやかな仕事ではありません。辻本さんはそのお仕事の詳細をお話してくださいました。
コンサルタントとは、人間関係・政治のドロドロしたところに飛び込む仕事、と辻本さんはお話しています。そして、目の前にある課題に対して
 1)何が問題か定義する
 2)原因を究明する
 3)対策を立案する
 4)実施する(リスク管理を行なう)
と、論理的に解決へ導いていくお仕事です。しかし、聞こえは良いけれど・・・実施するのは生身の人間です。
これらの解決策を実施するには、当然「痛み」を伴うわけでここで言う「痛み」とは、人の仕事がなくなることや給与が下がることを意味しています。実際にそのレベルまで実施できるかどうか、はクライアント次第となるわけですが…、人事問題に大きく絡むことであり関わっている人の人生に大きな影響を与えることになります。
相手と一緒になって悩んでしまっては、解決に導くことができない。だから、あくまで自分は客観的な立場から提案する。ものすごく冷静さを必要とする仕事なのだと思います。
今、ちまたで大人気のコンサルタント職、本当にこういう仕事をするという覚悟が出来ている若者は、どれだけいるのだろう・・・?と感じました。

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