▼担当学生記者
石浦陽子(23歳:取材時)
▼取材日
2001/8/23(木)
▼取材時間
19:00~22:00
▼取材地
ナビゲーターさんのご自宅
▼取材の雰囲気
ナビゲーターさん(杉本さん)とその同居人(千葉さん)にキャリナビクルーが実際に体験で着付けさせてもらい、着物で取材続行。仕事対する1つの価値観と今後の日本の文化の守り方を教わった。
会社(仕事)ではないところで自分を表現するのもあり
担当学生記者:
石浦陽子(23歳:取材時)
職場ではいたって普通のサラリーマン。家に帰れば、日本らしいライフスタイルを楽しむ和楽生活推進者。杉本さんは言う。職業で自分を表現しなくても、地域活動やボランティア活動で自分を表現してもいいんだという考え方があってもいいのではないか、と。つまり2つの顔があってもよいのではないかと。
杉本さんのもう1つの顔は「和楽生活者」だ。365日の1/3は家で着物を着て、、床座にちゃぶ台、ほのかな明かり、、。そして、週末は家の修理や補修、お年寄りと話しをすることを楽しむ。
いつまでも出世できないお父さんでも、仕事でなかなか思うようにいかない人でも、仕事以外で例えば、地域活動や、ボランティアでは自分を表現できる人もいる。
私達は取材の中で、「なぜ」「どうして」と連発したが、「そんな風になんでって考えると“考え事”になってしまう。 だから、まずはやってみるんだよっ!!」と笑う。
確かに、自分の中で、決断を下してからとか、答えを見つけてから、それから前に進もうと思ってもなかなか、その決断ができず、前には進めないことが多い。結果ばかりを先に求めてしまうけど、答えはいつも、動きだして、歩き始めたその中にあるもので、発見や気付きは後からついてくるという。
昔のものを使う。修理して使う。
→「使わない」ものを作らない
→環境に優しい
→「ものを大量生産」しなくていい、
→ものを新しく購入しなくていい。
→お金に余裕がでてくる
→仕事をする時間を減らすことができる。
→仕事以外の時間を持てるからもう1つの顔が持てる
杉本さんの語る「CIRCLE OF LIFE」には法則はないけど、なにか納得できるような気がした。
そして、話しを伺う中で、終始笑顔で、私達取材班をなごませてくださり、「すべてはそんなにたいしたことではないんだ、やってみればいい」とものごとを簡単にこなす方法を教えてくださった。ついついものごとを深刻に考えがちになる自分にとっては、なんか気持ちが楽になったような気がした。
そして日本人の昔のライフスタイルや、ものの考え方に生き方のヒントがたくさん隠されていることを知り、日本人としてのアイデンティティーや誇りみたいなものを再確認したように思う。
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同行学生記者:
金井寿恵(21歳:取材時)
もう、「楽しかった」の一言に尽きます。あこがれていた、狩衣も着せてもらって、最高でした。
杉本さんは、『和楽』(日本人らしい生活)を提唱する、29歳のサラリーマンです。家は日本家屋、そして1年の3分の1は着物で生活しています。模範は江戸時代だそうです。お仕事でオンリーワンなわけではないので、キャリナビの主旨とは少々違うと思っていました。なので最初は、『和楽』の理念に話が偏り過ぎないよう、そういう考えを持つようになったきかっけなどに焦点をあててインタビューしよう、と話し合っていました。
しかし、話をきいているうちに、いつの間にやらそんな反感は吹き飛んで、すっかり杉本さんの魅力に引き込まれていました。どうやら他のクルーもそうだったそうで、終った頃にはみんなどこかうきうきとしていました。それくらい、彼らの『和楽』の考え方は、私たちが普段とらわれていた概念を覆すものだったのです。
自然界は、生産者→消費者→分解者→生産者・・・・というサイクルで成り立っています。しかし今人間は、生産者→消費者だけに重心が偏っていて、使ったものを再利用しきれていません。日本各地に散在するごみの山が、それを物語っています。そこで、「分解者」として古いものをまた使うのが『和楽』のライフスタイルだと、杉本さんは言いました。そうすれば、お金もかからないし、身を削らせ働く必要もない。心の余裕も生まれる。本来の日本のライフスタイルはそうであったと言うのです。
この話を聞いて、私は以前耳にした、江戸時代には皆、「遊び」と「粋」を求めたという話を思い出しました。そして、こういう生き方もありだな、と思いました。
そして、あれこれ考える前に、そのライフスタイルを実行に移している2人を、本当にすごいと思いました。実践から生まれる言葉だからこそ、こんなに説得力があるのだとも感じました。
彼らは、『和楽』という考え方を売ってご飯を食べているわけではありません。確かに、そういう面では、どこか地に足がついていないと感じる人もいるでしょう。現に私もそう感じました。しかし、彼らは大きな1つの理念を持って、実行している。普及させようとしている。立派にオンリーワンだなと思いました。
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同行学生記者:
田中陽介(20歳:取材時)
杉本さんは生き方取材としてのものでした。そんな杉本さんの生き方とは日本人として築いてきた文化を預かりものだと考え、しっかりとした勉強を踏まえたうえで大事にしていこうではないか、というものでした。自分の本当にやりたい事は探せと言われて無理に探すのではなく、自分の中で煮詰まってから自然に発見するものではないのか、といった言葉やただガムシャラに物を大量に作り、経済的発展を遂げるのが人間としての進歩だと考えてしまっているのではないかなど、本当に衝撃的な考え方を私にぶつけてくれた取材でした。
この取材ではディレクターとして色々な事を直接杉本さんに聞ける立場で本当に良かったなあと強く強く感激している昨今です。
正直、自分なりにも日本文化のあり方については意見をもっているつもりだったのです。杉本さんの意見を多少疑問に感じながらも一生懸命に聞いていくうちに、自分が今まで一度も考えた事の無い考えや意見・夢・そしてなによりも話をしているときに杉本さんがみせる楽しそうな笑顔を聞き・見る事で、私が考えてきた事が本当に視野の狭い一方的な考え方であることに気がつきました。まだまだ納得のいかないことが、たくさん残った取材でしたが私がこの取材で得たものは本当に本当にたくさんあり偉大なものでした。いつかまた、もう一度是非今度はゆっくりとお話してみたいと思いました。
本当に本当にかっこいい考え方をする方でした。
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同行学生記者:
大野雅史(21歳:取材時)
今回は職人さんではなく「日本人」として今を生きる、サラリーマン。
今回は動き回って、好きなように撮影した。和室、刀、着物、障子・・・撮影するものも多く、撮影していて楽しかった。
杉本ゆうさんに関しては正直、はじめ反感を持った。質問しても真剣に答えてくれないような感じだったからだ。しかし、記者が思いをぶつけることで杉本さんも語り始めた。
「すすむことだけが、発展じゃない。ときには戻ることも発展だ」現在の日本にたとえながら、話した言葉だ。高度成長からバブル、経済大国になるかわりに環境問題、精神面での問題。前しか見えなかった日本がぶつかっている問題は多い。
僕ら映像チームは今は前しか見ていない。これから先、ふと立ち止まっていままでを振り返ると、新しい発展があるのかもしれない。
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同行学生記者:
川島奈々(20歳:取材時)
うちわさんの取材の後、お昼を食べて一旦ユースへ戻り、カメラのバッテリーの充電をしている傍らで夜8時から始まる日本人さんの取材の映像MTGをしました。そしてユースから約30分ほどの北山のナビさんの自宅で19時半から取材が始まりました。この取材はかなり面白いもので、門限ぎりぎりまで取材させていただきました。