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学生記者の感想

▼担当学生記者
横須賀祐樹(21歳:取材時)

▼取材日
2001/9/8(土)

▼取材時間
14:00~

▼取材地
三星園上林三入本店

▼取材の雰囲気
宇治茶の伝統や歴史、現状などを熱心に語ってくれました。

お茶を売る前に心を売る
担当学生記者: 横須賀祐樹(21歳:取材時)
取材してみてはじめてわかったことだが、宇治茶はもうほとんど生産されていないようだ。それを必死になって防ごうとする人を見てとても感銘うけた。 ご主人はお茶の商売人ではなく御茶師だそうだが、商売人はお茶を売るが御茶師は、心を売るそうだ。人生は質素に生きてさえいれば金など要らぬらしい。

“こころ”を売る
同行学生記者: 石浦陽子(23歳:取材時)
取材の前には御茶屋さんだから、お茶の生産者でもあるのかと思っていたら、「御茶師」だと言われた。昔は豊臣秀吉などにもお茶を運んでいたという 500年の歴史のあるお茶屋で、今で21代目だという。店の2階には、お茶の資料館、3階には自分でひいたお茶を自分で飲めるようにお茶室がある。どちらも無料なのが、上林さんのお客様に対する気持ちだと思った。また、いろいろなところから講演依頼を受けるほど、「生き方」については自分のしっかりとした思いを語るのが上手な方でした。 これが、「三入流」「質素に生きる」「お茶を売るのではなく、“こころ”を売る」「自分で決断して、自分の考えで生きる」「すべては計画次第」このすべてを「有言実行」しているところがまたすごい。小さい頃からお父さんの後をついて、お茶を売りに行ったり、していて、家業のお茶屋を継ぐことも決めていたという。 自分の人生をここまで、計画的にそしてかつ計画通りに生きている人ははじめてでした。その裏にはひとかたならぬ努力があるとは思いますが、何よりその人生計画を本人が楽しんでいらっしゃるような気がした。

感性をみがけ
同行学生記者: 西村まゆみ(22歳:取材時)
上林さんは自分にとって無駄なものには決してお金を使わないという。「質素に生きることやね。」そうすることによって、ちょっとしたことにも感動できるようになるとおっしゃっていた。今の時代はものが溢れていて、「本当に自分に必要なものなのか」ということを考えずにものを買ってしまうことが多いと思う。その結果、1度も使わず眠ったままになってしまうものも多い。 小さな頃から便利な環境の中で育っている私達はその便利さをあたりまえのこととして受け止め感性が鈍ってしまっているのだろう。自分のものは責任を持って自分で選び自分にしかない感性を育てていきたいと思った。電気もガスもない時代を生きていた昔の人の行き方に学ぶことは多いと上林さんはおっしゃっていた。 上林さんは今までの人生を「有言実行」で生きてきた。人にこれからの自分の目標を公言して、言ったからには実行しないと恥ずかしいという思いを持ち自分にプレッシャーを与え、そして常にその目標を達成してきた。例えば、宇治で1番のお茶の鑑定士になるという目標を達成しその次は京都で1番の鑑定士という目標を達成しそうやって順を踏んで計画し目標を立て実行しいまでは日本で3本の指には入るという。もちろんそれだけのことをするには短期間でできるわけはなく時間もかかる。 それでも目標に向かって努力しつづけた結果なのだ。小さい頃から常に先を見て計画を立ててその通りに生きてきたそうだ。 そのため「これからの自分がどうなるかもわかる」という。私なんかにはとてもとても理解し難く千利休の七つの教えを守って生きてきた上林さんだからこそ言える言葉なんだろうなぁと感心してしまった。

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