▼担当学生記者
林香予子(21歳:取材時)
▼取材日
2002/4/24(水)
▼取材時間
16:00~17:00
▼取材地
カフェ@丸の内
▼取材の雰囲気
取材は、丸の内にあるカフェで行われました。この日の葛西さんはオレンジ色のニットにオレンジ色のイヤリングを合わせていて、とても明るい雰囲気でした。私たちもその空気に包まれて取材を進めることができました。
”きれい”だけでなく、笑顔が出るように仕掛けていく
担当学生記者:
林香予子(21歳:取材時)
カラープランナーというのは、建物の内外装、街の景観全体の色彩をコンサルトしていくお仕事です。葛西さんの作品をいくつか写真で見せていただいたのですが、なかでも特に印象的だった作品がありました。”虹の子ども部屋”という名前の子ども部屋です。
どんな部屋かというと・・・
ドアから部屋に下りてくる階段は虹をイメージして丸く、虹色に塗られています。そして窓際には雲の形をした梯子があってそれを上っていくと雲の形をしたベッドでお昼寝。壁は空色で、そこにはふかふかの雲がたくさん浮いています。
とっても気持ちよくお昼寝できそうな部屋です。葛西さんは子ども部屋に限らず老人ケア施設などを手がけるときも、ただきれいな色を使うのではなく、そこを利用する人が本当に気持ち良く使える色を考える、とおっしゃっていました。本当に気持ちがいいと、人は自然に笑顔になりますよね。
葛西さんは小さいころから空想が好きで、とても感受性が豊かだったようです。その感性を色彩プランナーというお仕事に見事に生かしていらっしゃると感じました。また、お話の端々から色彩のプロとしての自信、自覚があふれているようにも感じました。なにか自分の得意とすることを世の中に還元していく、しかもそれを利用する人が笑顔になるようにいろんなアイディアを考えていく。そういうお仕事って素敵だなと思いました。
私も仕事を通じて、だれかの心がポップになったり前向きになったり、あるいは呼吸しやすくなったりするようなことができたらいいなと思います。
自分だったらこうするな、と考えてみる
同行学生記者:
金井理恵(20歳:取材時)
「どうしてこの色が使われているんだろう?そこには、この建物を作った人の思いが込められているかもしれない。でも自分だったらこうしたいな。」今ある情況をしっかりと把握した上で、自分の感性を人のために生かしている素敵な方でした。
「すごく辛かったこともある。」そうおっしゃっていた時の葛西さんは昔を思い出している様子で語ってくださいました。その間も、自分に足りないところを補う努力をしてクリアしていったそうで、この「クリアするために立ち向かう」という力が今の私にとっては非常に大事なことだと痛感しました。
私は葛西さんにとって何色というイメージでしょうか?とお聞きしたところ、葛西さんの色と人への思いをおっしゃってくださいました。「人柄は人カラー。表面的な部分で決め付けるんじゃなくてその人の内面を見ることや思いやること、考えることが大切。何色と思われる前に、自分がなりたい色になってしまおう!!」
自分の好きなことや得意なことを、人のために生かしていける環境を自分で作っていく。自信に溢れていて、とってもかっこいい女性でした。また是非お会いしたいです。