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学生記者の感想

▼担当学生記者
金井寿恵(22歳:取材時)

▼取材日
2002/7/12(金)

▼取材時間
11:00~17:00

▼取材地
お饅頭屋さん@浅草

▼取材の雰囲気
鈴乃さんに浅草寺仲見世周辺を案内していただいた後、お饅頭屋さんにてお饅頭とお茶をいただきながらお話を伺いました。
夏の暑い日差しの中、浴衣に白いレースの日傘を差して浅草の街を行く鈴乃さんは、一つ一つの仕草まで女らしい、とても美しい女性でした。

おかげさま
担当学生記者: 金井寿恵(22歳:取材時)
これは、取材中鈴乃さんが何回も口にしていた言葉です。
こうして私達キャリナビメンバーと出会えたのも「おかげさま」。嫌な人と会ってしまったのも、それが自分の鏡と思えば「おかげさま」。人は一人では生きられない。まさに、鈴乃さんの日ごろの姿勢そのものを表した言葉だと思います。でも、こういう風に思えるようになった背景には、きっとたくさん辛い経験があるんだろうな、と思います。しかしそれらの経験は鈴乃さんの中で、自分の「糧」として記憶されているんだろうと思いました。
また、鈴乃さんはどんな小さな仕草も女らしくてともて美しいのですが、美しく見えるように努力をしてきたとおっしゃっていました。周りの人に失礼にならないためにも、そういった努力って必要だなと今感じています。見せかけだけではない、芯からの強さから生まれる美しさ。「一杯生きる」とおっしゃる鈴乃さんを、手本にさせていただきたいと思います。

何でもおかげさま。人があるから生きられる。
同行学生記者: 林香菜子(22歳:取材時)
取材で鈴乃さんにお会いした時は、とても女性らしく「これが日本女性のあるべき姿なのかな」と思いました。しかしその後にお座敷で鈴乃さんの芸を見せていただき、芸者さんはただ「妖艶な女らしさ」だけが魅力なのではないと感じました。日本舞踊や歌の中で力強さも同時に見られ、女らしさに加えた鈴乃さんの奥深い魅力を拝見することができました。
鈴乃さんは若い人たちにも日本の伝統を知ってもらおうと、新しい試みをしようとされています。「古きよき伝統を残しながら新しいものを取り入れて行く」。芸や伝統を「勉強させていただいている」という謙虚なお姿や、伝統を若者にも知ってもらいたいという強いお気持が、とても印象的でした。鈴乃さんにとっては嫌な人というのも「鏡」になるそうです。
「何でもおかげさま。人があるから生きられる」。簡単に口にできる言葉ではないですが、鈴乃さんのお気持ちはそのお言葉通り なのだと感じました。

苦しくなければ良いものはできない
同行学生記者: 平岡由香利(21歳:取材時)
日本人の伝統的衣装である着物は、帯びをきつく締めます。そのため体がしめつけられて、着ていると時に苦しく、我慢も必要です。それと一緒で、いつでも背筋をピンと伸ばして歩くことや、鈴乃さんが日本舞踊を踊る時に、指の先まできちんと伸ばしたり、きちんとした立ち振る舞いも、きちんとやるからこそ苦しみを伴う。しかし、その苦しみがあるからこそ本当に良いものができる。ということを鈴乃さんはおっしゃっていました。
それから、TPOを守り、身なりをきちんとすることを大切にする、ということがどんな意味を持つのか。それらは時にめんどう、と感じますが決して形式的なものではなく、自分を精神的に フレッシュにさせるためのものなんだ、そしてそれが、自分を大切にするということ、ひいては人を大切にするということになるのだ、と感じました。
私は今まで、自分の大雑把な性格のそのどこが悪いのかが正直わかりませんでした。しかし、これらを聞いて、今まで自分がいかに”浅く”日常を過ごしていたかに気づき、自分の振る舞いから言動などをもう一度振り返ってみることができました。もし自分が「良いもの」を求めるのであれば、日常をもっと”深く”生きなければいけないのだ、まずは身なりを整えて、自分を研ぎ澄ます、そして「苦しく」てもパワーを使って、本当の自分の声を聞くこと。それが自分らしく生きるための一つの方法なのか、という私なりの一つの答えにたどり着きました。
鈴乃さんには本当に楽しい取材をさせていただいて、心から感謝しています。ありがとうございました。

おかげさま
同行学生記者: 河田実央(21歳:取材時)
鈴乃さんの好きな言葉の一つだそうです。「なんでもおかげさまでなのよ」、というのは、つまり、人は1人できているんじゃない、支えられて生きているんだ、という心持ちを表しているそうです。こうやって話ができるのも「おかげさまで」とおっしゃっていました。芸者さんという、実際はとても厳しい社会の中で生きていらっしゃるけれども、何をしても女らしいさまになる様子がとてもやわらかく感じられ、みんなに対しての気配りがとても素晴らしかった です。

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