▼担当学生記者
古閑陽子(21歳:取材時)
▼取材日
2003/4/10(木)
▼取材時間
16:00~18:00
▼取材地
青山にある喫茶店
▼取材の雰囲気
落ち着いた雰囲気の喫茶店にて取材をさせて頂きました。高瀬さんは、お話がお上手で、私たちは時間がたつのも忘れて聞き入ってしまいました。また、今まで知らなかった物の見方、考え方を教えて頂き、大変勉強になる取材でした。
高瀬さんはなんだか人とはひとつ違った視点をもっていらして、「そんな見方があるのか!」と驚かされること多々な取材で、楽しかったです。仕事もすべてその時代時代を反映した社会との関係性の中で考える。すべてそれが自分たちに返ってくるのだ、とおっしゃっていました。たしかにそうです。一番面白いと思ったのは、「不倫も社会との関係性の中で考えられるのだ」と言われたときです!メンバー皆で、「えぇ~!?」と大騒ぎしてしまったのですが、「いい恋愛をして、結婚して、不倫しない」というのは、政治に不安定を与えない。家族が安定していることは体制にとっては好都合なのです。自由恋愛というのは、国家には邪魔なものなのです。なるほど!と思うとともに、不倫に対する、そして恋愛、家族に対する見方が少し変わりました。国家の政策など改革をしようというとき、恋愛や家族など、まったく関係のなさそうで実は社会と深い関係性をもった新たな切り口から考えてみると、変えられるまでいかなくとも、少し新たな風を吹かせることができるのではないかな、と。社会との関係性をもっているということは、社会を変えられる可能性をも持ち合わせているということだと思います。家族が社会にこんな関わり方をもつだなんて!家族に関して感じたことは、もうひとつあります。高瀬さんは毎日お忙しく働いていらして、結婚してらっしゃるのに、子供がちょっとかわいそうだな…と思ってしまったのですが、高瀬さんは休日にデパートの屋上で家族がほのぼの遊んでいるような、生活感のある“おとうちゃん”はかっこ悪いと思うそうなのです。私は、働いていても、家族の時間を大切に過ごせるような家庭が素敵だ、と思っていたのですが、ここでもまた新たな視点をいただきました。社会との関係性の中で生き生きとした姿を子供に見せていれば、子供は分かってくれる。
いいものを書いていれば絶対に分かってくれる。そういう考え方の方でした。そしてそういう考え(常に社会との関係性の中で考えるということ)を子供にも直接伝え、またTVや雑誌に自分がのっているのを見てもらうことで伝えられている、理解してもらえている、と自信をもっておっしゃっていて、かっこいいと思いました。社会との関係性の中で考えれば、自分の行動に対する責任も大きく感じてくる。でもそれをへんにプレッシャーだとか苦痛に感じるのではなく、「面白い」という視点で捉える。そのように一歩うしろに下がって、違った視点をもって考えられるようになりたいな、と思いました。そして家族のあり方についてすごく考えさせられた取材でした。
高瀬さんは高齢者福祉、介護にも興味を持っていてそのことについて話を伺ったときにおっしゃっていた言葉です。この言葉を聞いた時、まさにその通り!と思いました。男だから~、女だから~という決め事って結構世の中にあふれていると思います。でも、みんなそれぞれ違っているのが当たり前なので、例えば男的な要素を青、女的な要素を赤で表現すれば、真っ青な人、青紫の人、赤紫の人、真っ赤な人と様々な人が存在するのは当たり前なんだと思います。当然、赤や赤紫の男の人(その逆も)もいるわけだし、色はみんな絶対違っているはずです。それでも世の中的な決まり事ってあって、それに従うことを強要されたり決まりごとに洗脳されたりします。だから運が悪い(?)人は自分の色とは違う色であるかのように振舞うことを強いられたり、または「あなたはこういう色なんだよ」と本来の自分の色とは違う色に洗脳されてしまう事が多いと思います。そうなると本当の自分の色と今の自分の色が違ってしまっていて、そのギャップが苦しみを生むんだなと思いました。みんな違っていて当たり前なんだから、自分らしくしていればいいんだって思うけど、いまの僕にとってこれは難しいことです。だからこういうふうに言ってくれるとなんか勇気がもらえたみたいでうれしかったです。
今回は高瀬さんがラジオ番組のDJもやっていらっしゃるので、お話を伺った後スタジオを見学させて頂けました。ですのでスタジオ見学の感想も書きたいと思います。僕がスタジオ見学で一番印象的だったことはスタジオの雰囲気です。高瀬さんの番組は生放送なのでやり直しができないし、放送中にも内容の変更やトラブルに対応していかないといけなく、その上秒単位で放送内容が計画されています。つまり、刻々と変化する状況に柔軟に対応することが求められ、しかも失敗が許されないという大変厳しい状況に高瀬さんや番組スタッフの方は置かれているのです。そんな厳しい状況であれば、ピリピリしていて殺伐とした雰囲気に包まれてしまいそうなものなのにスタジオ内ではいい意味で緊張感があってそれでいてとても和やかな雰囲気で、高瀬さんもスタッフの皆さんもとても楽しそうに仕事をしていました。特に高瀬さんと、プロデューサーの方は本当に楽しそうにしていらっしゃいました。プロデューサーはスタッフのボスなので、全体の状況を把握したり指示を出したりしないといけません。ぼくは結構リーダー役をやらされることが、つまり全体の状況を把握し指示を出す仕事をすることがありました。でもそんな時、僕は決まってピリピリイライラして周りの人に嫌な思いをさせて、雰囲気もピリピリしてしまいがちでした。だからスタジオ内の雰囲気がすごく印象的でしたし、何でこんなにいい感じなんだろうと不思議に思いました。不思議だなぁ。なんて思っているときに一緒に見学に言った古閑さんが高瀬さんとスタッフのやり取りを見て「お互いが信頼しているんだね」といったのを聞いてはっとしました。僕がリーダーをやってピリピリしてしまうのは、人に頼むのが嫌なので何でも自分ひとりでやろうとしてしまい結果的にイッパイイッパイになってしまうからです。でもこれは周りの人を信頼してないから、自分が考えている通りにやってもらえるか心配になってしまって結局自分がやらなくちゃ気がすまなくなってしまうからなんだと思います。古閑さんが言ったことを聞いて気づくことができました。ありがとうございました。あと、スタジオで見学している時自分がスタジオ見学させてもらえていることがすごく不思議でした。だって、普通にしていたらありえないことですから。キャリナビスタッフの皆さんがいて、高瀬さんやスタッフの方の厚意があって僕はスタジオ見学できてしまった訳で、しかも自分についていっぱい考えることができてしまった訳です。そう考えた時、僕が自分らしく生きていくことができるように、みんなが僕を励ましてくれている気がして、すごくありがたいなぁ、うれしいなぁって思いました。いまの僕ではキャリナビに真剣に取り組むことでしかみんなの厚意に応える事ができないと思うので、これからもいままで以上に真剣にがんばります。
この言葉は、高瀬さんが日本放送を32歳で退職し、今までと給料が半分のところに転職し、それが大失敗で1年半で転職先をやめ、フリーになった時の事を話している時に、サラっと高 瀬さんがおっしゃいました。会社を辞めた時、奥さんも子供もいるのに、全く守りに入らず、「先々の安定だけに興味を持つのは、だめだよ」とおっしゃってました。私は、こんな生き方ってかっこいい!!と思いました。でも自分には、できるのかな、勇気が必要だと思いました。
確かに、今までの自分も何か目標に向かっている時が1番自分らしく、イキイキしていると感じたし、自分のことを好きな自分がいました。与えられた、自分が自ら選択していない生活をしているときは、なんとなく物事を誰かのせいにしてしまってるようなきがしました。高瀬さんの生き方がいいなー、カッコイイな―と思ったのは、いつだって自分でやりたいと思ったことを、人のせいにしないで自分で決断して、そして失敗も成功も全てにおいて人生を楽しんでる、遊んでいるというところなんだと思いました。メディアに対しても、テレビという映像、ラジオという音、新聞という活字で人々に与えるものが違うんだという説明をしてくださいました。今回同行させていただいて、やっぱり、実際その人の眼を見ながらお話を聞くのは自分に伝わってくるものも違うんだと思いました。だから、これからも積極的に頑張りたいです。