▼担当学生記者
樋口幸江(24歳:取材時)
▼取材日
2003/4/10(木)
▼取材時間
16:00~17:00
▼取材地
ソニービル@銀座
▼取材の雰囲気
実際に演劇の行われる会場で、エネルギッシュな滝内さんのお話を伺いました。後ろではリハーサルが行われていて、生の雰囲気が伝わってきました。
滝内さんは、子供にとってよいエンターテイメントを発信する、という仕事としてやりたいことを小学校の時のとある経験がきっかけで小学生だったその時にすでに確信してしまった方です。このやりたいことというのが一回もぶれることなくここまできたそうです。何度か転職をされているのですが、このやりたいこと、だけは全く変わらなかった、というより会社とは自分のやりたいことをするために使う場だ、という価値観をもってらっしゃいます。
私は、人がやりたいことをみつける時は以下のような流れは誰にでもあるんじゃないかと漠然と感じていました。すごく自分と一生懸命むきあっていると、あるきっかけでやりたいことの芽(=なんとなくのもの。漠然としていて自信もないもの。)をみつけることができるけど、その芽というのはあくまで「芽」で、そのあとにはそれを成長させていく(=自分の中で確信していく)過程(悩んだり、迷ったり、疑ったり)があり、結果として「木」 (=確信。悩みに悩んでだした答えだと自信をもっていえるもの。)になる。というものです。
しかし滝内さんの場合は、その小学校の時に芽生えたものが「芽」ではなく、最初から「木」であったように私には思えました。思えたというのは、実際取材の時に、その間に本当に自分のやりたいことはこれなのか?って疑ったことはありますか?とは 聞いてなかったからなのですが、それは聞こうと思って聞けなかったor聞かなかったのではなく、疑ったことはないですか?という質問を投げないことにも違和感を抱かせなかった、素通りすることを納得させてしまった、迫力と自信を滝内さんから私が感じとっていたからだと思いました。
滝内さんは「自分のやりたいことは良質なエンターテイメントを子供たちに伝えること、これだけ!」とはっきりおっしゃっていました。自分がよいと思えるもの、伝えていきたいと思うものを今の子供たちにも、その次の子供たちにもずっとずっと伝えていきたいんだという強い意思が取材を通して伝わってきました。きっとその思いは断固たるものなんだと思います。何があっても揺るがない強さを感じました。テレビや演劇の業界で活躍されて、今は演劇とITをくっつけてしまうようなパワーは、やっぱり好きだから、やりたいという思いが強いから生まれてくるのだと思います。
自分とはかけ離れているようにも感じたけれど、人を驚かせるのが好き、誰もやったことないことをやるのが好き、伝えるのが好き、とおっしゃっていたときの滝内さんはすごく近くに感じることができました。やっぱり好きなことを語っている人はすごく輝いて見えます。
今の時点で自分のライフワークって一体何なんだろう、と模索している私にとっては、幼稚園くらいの小さいことからやりたいことが見えていたというお話を聞くとすごいなぁと圧倒されます。もしかしたら、まだ自分が気付いていないだけで、心のそこでずっと感じている何か強い思いがあるのでしょうか。自分探しはまだまだ続きそうですが、私は私の生き方をできればと思います。