▼担当学生記者
竹之下美紀(23歳:取材時)
▼取材日
2003/5/30(金)
▼取材時間
10:30~12:00
▼取材地
子育てひろば「あいぽーと」@南青山
▼取材の雰囲気
取材させていただいた子育てひろば「あいぽーと」は都会の喧騒を忘れさせるような雰囲気がありました。
福田さんは落ち着いた様子でお話されていましたが、社会や子どもに対する強い思いと、仕事に対する情熱について、たくさん語ってくださいました。福田さんのお話に引き込まれ、福田さんのパワーを実感した取材でした。
福田さんは、「子供も大人も輝ける社会を目指して、 そのために子ども劇場や日本子どもNPOセンターのお仕事をして いらっしゃいます。日本の子どもの行く末と子どもをめぐる社会に 対する強い問題意識をもって働いていらっしゃる方だなと 今日、改めてそう思いました。
取材に行く前、福田さんはなぜ子どもに対してこれほど熱い 思いをもっているのだろうか、私は聞いてみたいと思いました。 福田さんの子ども時代のお話を聞かせていただいたとき、この疑問の 答えはここにある!と確信しました。 福田さんは子どものころ、いわゆる「いい子」だったそうです。 親が自分に期待している役割を敏感に感じ取り、それに応えられる ようにふるまっていたそうです。「親が自分を見る角度は限られてて 期待通りの部分しか見ないけど、自分のいいところも悪いところも 含めてすべて私なんだから、自分のいのちをまるごと受け止めたい」 とおっしゃっていました。
「命ある自分のあらゆる部分をすべて受け止める。そして、 自分をとりまく人々がもっているそれぞれの部分(いいところ、悪い ところなどなど・・・)をまるごとそのまま受け止めたい。自分以外 の人にもそうしてほしい。それぞれの人が「私は私」と考えて、 自分をまるごと受け止めてほしい。そうして社会で人々がつながって ほしい。」 福田さんは「今、考えてみるとこういうことだったのよね、きっと」 というような言い方を何回かされていましたが、そのときそのときの 自分をすべて受け入れ、向き合って積み重なったのが福田さんの人生 なんだなと感じました。 ともすれば私たちは将来のことばかり考えがちで、今の自分はどうな のかという視点をもてる人はまだまだ少ないように思います。 そのときの自分を最大限受け止めて行動する。人生は、現在にどの くらい集中したかの度合いでつくっていけるのだなと再認識させられ ました。また、自分も現在という瞬間にもっと集中しなければ ならないと思いました。
福田さんは、多忙な中、キャリナビの趣旨を理解し、私たちの取材に応じてくださいました。
「仕事が大好き!」というお言葉も印象的で、苦しさがあるだけ楽しさがある”仕事”に、イキイキと取り組んでいらしゃる姿がとても魅力的でした。
子供のころから責任感の強い方で、現在もたくさんの責任を多くの場所で果たしていらっしゃって、とてもパワフルな方でした。
そして、こんなに多忙な毎日なのに、Only One Wordにあるように、”今”を豊かに生きていらっしゃることが素敵でした。率直に私もそうなりたい!!と思いました。 福田さんにとっての”豊か”とは、例えば、天気がいい!!・ご飯が美味しい!!・風が気持ちいい!!ということ、ひとつひとつの良さが味わえることだという風に仰っていました。 私は忙しい中でそのような豊かさを見失うことがよくある気がします。けれど、それはもったいないことだと思いました。 この豊かさというのは、その人その人によって違い、自分だけが感じられる豊かさに気づくことで、生き方が全く違ってくるのではないかと思いました。
そして、今のありのままの自分を認め、受け入れることの大切さを改めて実感しました。以前の私は、人と比べたりして自分を否定的に捉えることがありました。しかし、そこからは何も生まれてきませんでした。「今夢が見つからない」と思っても、まだ見つかっていない自分を認めることで、前に進めるんだと感じました。
私は、今の自分を見つめることでたくさんのことが見えてきていると感じています。
その人にしか出せない光がある。だから、ありのままでいいのよ。 そして今という瞬間を味わう。
そのように言っていた福田さんにジーンときました。ありのままというのは、他人と比べたり自分を卑下したりしないで、良い所も悪い所も認めて”自分”でいること。
私自身、すごく自分というものを嫌だと思うときがよくありました。でも、私はこの半年くらいで本当に自分を好きになれた気がします。ありのままの自分を受け止められるようになりました。
それは、自分というものと本当に向き合ってきたから。 私の中には良いところも嫌なところもたくさんあって、 その全てが”私”なんです。
だからこそ「ありのままでいい」という言葉をきいたとき、胸に 響きました。これからもずっと、私は私らしく今を楽しんで生きたい と思います。
福田さんのお話を聞かせていただいている間、私は終始うなずき続けていたように思います。それは、福田さんの魅力に引き込まれて「こんな考えができるなんて素敵だなぁ」と感じていたことと、さらに、最近気づき始めた自分自身の思いに、福田さんの言葉の多くがヒットしたからだと思います。 福田さんは、地域社会の中で子供を育てていくことをとても大切に考えていらっしゃり、それは子供のためだけでなく、大人になりきれていない現代の多くの大人にも良い影響をもたらすとお話くださいました。 また、人と人とのつながりをどう考えていらっしゃいますか?という質問に、このOnly One Wordにあげた言葉。 「私たちは皆、最初からつながっているのよ。多くの人はそれを忘れていたり、気づいていないだけ。」という、視野の広い返答。 これは私の心にとても響きました。
私は自分らしさは何か?とずっと考えてきましたが、それは、自分の育った地域社会を大切にしていること、これだ!と今日のお話を聞いて改めて感じました。自分には当たり前過ぎて、見えていなかったのかもしれません。気づいた今、自分にできることから恩返しも含め、行動に移してみようと思いました。