▼担当学生記者
神谷明日香(22歳:取材時)
▼取材日
2003/8/21(木)
▼取材時間
14:00~16:00
▼取材地
ゲストハウス近くの喫茶店@中野
▼取材の雰囲気
中野にある昭和時代を感じさせる喫茶店でお話を伺いました。店内は薄暗くBGMにクラシックが流れていて、澤畑さんの優しいお声がその場の雰囲気によく合い、心地よい空間の中で取材を行えました。また、座席のテーブルが小さいという距離的な問題もありますが、メンバーが花房さんと私の2人だけだったのでお互い遠慮することなく様々な質問を投げかけることができました。結果、澤畑さんのお人柄に触れられる取材ができたように思います。取材後、喫茶店の近くにあるゲストハウスにお邪魔し記念撮影をしました。元々スナックだった一軒家を宿にしているため、外観はそれらしいんですが、入り口には木製のYADOYAの看板が掲げられ、2階には旅人の洗濯物がぶら下がっていて、そのミスマッチ感がなんとも言えず印象的でした。2階にある宿泊部屋はニ段ベットが3つ所狭しを並べられていて、旅人の生活感が漂っていました。ちなみに、京都からきた学生さんや外国人の旅人もいらっしいました。
言葉にすると陳腐に聞こえるかもしれませんが、澤畑さんの言葉や例えば話には爽やかさと深みがありました。だからオンリーワンワードは正直すごく迷います。でも強いて言えば、「自分であることをやめちゃいけない」です。
これはオンリーワンな生き方に通じる部分があります。自分が何が好きでどんなことに興味があって取り組めるのか等、徹底的に自分に正直になることをやめてはいけないという意味です。
なぜ自己理解が必要かというと、私は次のように解釈しました。
自己理解が深まると自分の好きな対象(瞬間や空間)がわかってきて、意識的にその対象との出会いを欲するようになる。そしていざその対象に出会ったとき、この場でこの人にこんな風に出会えて良かったと思える。短い人生のうちに、この爽やかな風を何度感じられるかが、自分の人生をいかに豊かに過ごせるかどうかのキーになる。
思うに、幸せになるには?とか他人と上手く付き合うには?などの方法論を考えたとき、私はその答えを遠くに求めていたかもれません。ではなくて、その答えは自分の中にあるんだということを教えて頂けた気がします。まだまだ消化できていないところもありますが、現時点で感じたことを述べました。
仕事上の肩書きがついた状態でものや人に出会うと、ついつい「自分に利用できるか、できないか」という基準でそれらを見てしまいます。
でも、それでは出会いを楽しんでいるとは言えない。「ホッとする」「イイな」「キレイだな」と少しでも感じられること、それが出会ったものや人との時間を楽しんでいるということ。
このようなことを澤畑さんはおっしゃっていました。私はこれを聞いたとき、ついこの間までの自分を思い出しました。
身近な人と話をしている中で、「なぜ人と会うのか、人と付き合うのか」という話題が出てきました。そのとき私が「全部私のためだと思ってしている」と答えると、「それって最悪だね、寂しいね」と言われました。自分が情けない、利己的な人間だと感じたものの、それでもどこかで「みんな自分のためにしているに決まってる」と譲れないところがありました。
でも最近になって、「一緒にいたいからいる」「イイなと感じるからそうする」という感覚がなんとなくわかってきたのです。きっかけはおそらく、旅行中に「自分に素直になる」ことをできるだけ実践しようと心に決め、日常生活に戻っても同じように続けられているからではないかと思います。
今は大切なものや人との時間・空間を素直に大切にしたいと思っています。「~のためだから」という理由づけや理屈ではなく、純粋に心から感じることを理由にすると、本当に楽しめるということを日々実感しています。