▼担当学生記者
加藤万里子(20歳:取材時)
▼取材日
2003/8/28(木)
▼取材時間
10:30~12:00
▼取材地
ナビゲーターさんのオフィス@丸の内
▼取材の雰囲気
NPOに関する本がたくさんある部屋でお話を聞きました。関西弁混じりの口調だったからか、NPOに対する思いがダイレクトに伝わってきました。また過去の失敗や挫折についても、照れながら明るく笑顔でお話くださったので、とても楽しかったです。
新田さんは自分のしたことにはきちんと責任をもつようにしているそうで、仕事での失敗はもちろんのこと、生活の中でのちょっとした失敗に対しても「自分がやったことなんだから」と割り切って、決してくよくよすることはないそうです。
私は何か物事を始めようとするときに、失敗することを恐れてなかなか行動に移せませんでした。その結果、自分は大した経験もせず、劣等感を抱いていました。
キャリナビで指摘やお叱りを受けるたびに自信がなくなっています。自分という人間が否定されていると思うこともありました。だから、自分のやったことを否定されないために、過度に気を使って自分の気持ちを100%出し切れませんでした。
しかし、指摘してくれること・怒ってくれることは私の成長を願って言ってくれているんだと最近気づきました。そんな時に取材で「かっこ悪く生きることを楽しむ」という言葉を聞いて、自分の気持ちを隠しながら、無難に生きるよりも失敗しても良いから自分の心に素直に生きたほうが絶対に楽しい人生だろうと思うようになりました。
NPO(民間非営利組織)は、近年急速にその数を増やしつつありますが、その一方で、経営基盤が弱いなどの大きな問題点があり、やむを得ず潰れてしまっているNPOも少なくありません。
新田さんが働いていらっしゃる「日本NPOセンター」という機関では全国各地にあるNPOが健全に機能するように相談をしてあげたり、研修を行ったりして、NPOを支援しているそうです。
新田さんとしては、現時点ではNPOセンターという機関はあるべき、必要なものだけれども、将来はNPOセンターという存在が無くても、各NPOが健全に機能し社会貢献をできる環境にしたいそうです。
NPOは行政や民間営利組織(企業)が手の届かない部分まで社会貢献ができるなどの「柔軟性」があり、これだけ価値観が多様化している日本においては個別に問題に対応するニーズというのが増えており、ますます必要になってくる主体であると思います。
NPOセンターのような「NPOを支援する団体」が無くても各NPOが効果的に世の中に貢献ができる社会になれたらいいなと新田さんのお話を聞いていて思いました。
自分ひとりではできない仕事が多い。そんな時、協力してくれる人を探す。面白そうだなと感じた人ややってくれそうだなと思った人に、実際に連絡をとって話をしてみる。そこで、その人に共感する部分やその人のもつ面白い考えに出会ったり、その人が自分の考えを面白いと言ってくれたりする。すると、「今度何か一緒にやりましょう。」ということになる。こうして人との出会いから新しいことが生まれていく。それが嬉しいし楽しい。
新田さんはこのようにおっしゃっていました。最近私は「自分にとって『人との出会い』とは何か」ということをひとつのテーマとして考えています。前回の澤畑さんの取材からは、「少しでもよかったなと感じられたら、その出会いはいい出会い」という考え方を受け取りました。そして今回の取材からは、「出会った人と共感する部分を共有し、そこから新しいものが生まれることが嬉しい」という捉え方を知りました。
そして「私にとって『人との出会い』とは何か」ともう一度考えてみた時、今のところ次のような結果になっています。「色々な人と出会って刺激を受け、日ごとに自分が変化していくことが楽しい」私は、自分自身に毎日新鮮さを感じていたいと思っています。そのきっかけが人との出会いのようです。私はある意味で色々な人と出会うことを仕事にしたいと考えているので、この問いについてこれからも考え続けようと思います。