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学生記者の感想

▼担当学生記者
橋口佐紀子(22歳:取材時)

▼取材日
2003/10/1(水)

▼取材時間

▼取材地
田中さんの事務所

▼取材の雰囲気
キャリナビの事務所も入っている六本木NPOハウスで、周囲ではNPOのスタッフの方々が働いている中、取材をさせていただきました。田中さんは非常に気さくな方で、終始笑顔で話をしてくださいました。取材をする私たちに対して、ご自身の考えを率直に話してくださったような気がして嬉しかったです。

死ぬ前に「にやっ」とする
担当学生記者: 橋口佐紀子(22歳:取材時)

正直、想像以上の方でした。まず視野が広い。自分に正直。そしてそれらが行動と一体化している。ご自身の考えがそのまま行動に生きていることがよく伝わりました。「世の中何かがおかしい」、そう感じる人はたくさんいるかもしれません。でも、「じゃぁ自分が変えなければ」と考えて実際に行動する人というのは少ないのではないでしょうか。田中さんはそんな貴重な一人です。また、自分自身の生活に関しても「統一された生き方」という言葉に表されているように、仕事とプライベートに分けるのではなく、トータルで楽しみたいという考えが仕事も精一杯楽しむ田中さんらしいなと思いました。

ただ、そのような一見シンプルな生き方というのは実は難しいと思います。それでも田中さんが流されずに「ダメなものはダメ」「悪いものは悪い」という考えと生き方を保っていらっしゃるのは、きっと田中さんの中にちゃんと基準や信念のようなモノを持っているのだろうと思います。「自分が本当にやりたいことは何か?」そして「自分がしたことが社会でどう役に立つのかということ」という二つの視点を常に保ち続けているところに最も魅力を感じました。

NPOは価値観を変える活動だ
同行学生記者: 川上絵里子(22歳:取材時)

「今の社会は非人間的常識にどっぷり浸かってしまっている」といわれていました。産業社会化によって地域コミュニティーが分断され、人と人との助け合いが失われてる、と。それを、NPOの活動を通して、自己を見つめてもらい、価値観を変えてほしい、と。

田中さんのお話を伺って、私がやりたかったことも「価値観を変える」ことなんだ、と気づかされました。私はも田中さんとは少し違う視点ですが、社会が分断されていることに問題を感じていました。田中さんは「住と職場の分離」のことを話されていましたが、私は「生きる基本に分裂があること」に問題を感じています。たとえば、自分の食べている野菜がどのように育っているのか知らない、お年寄りとの接っする機会が極端に少ない、など。自分の食べているものを知らないから「食」をおろそかにできるし、「死」を身近に感じないから容易に自殺を選ぶ人がいる。みんな、実態から離れてしまっって、「生きる」基に あるものをしっかりもてず、なんかふらふらとして不安定な感じがする。自分にも社会にも、なんとなくそれを感じてしまう。もっと生きる基本をしっかり感じれたら、人はもっと強く幸せになれるのではないか ・・・と考えていました。でも、それをどうやったらできるのか、さっぱりわからずにいました。

今日田中さんにお会いして、NPOのことを伺い、私が考えているようなことを考え、行動に移されている方がおられることを教えられました。私も「価値観を変える」仕事に携わりたいと思いました。政治も経済も社会もなんとなく行き詰まり、人々がそれまでのあり方に疑問を持ち始めてきていると思います。多くの人が何かがおかしいと感じています。今こそ、新しい価値観を生み出すチャンスなのかもしれません。NPOが目指すものの大きさを感じさせられた取材でした。

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