▼担当学生記者
高部友里恵(21歳:取材時)
▼取材日
2003/11/7(金)
▼取材時間
14:00~16:00
▼取材地
ナビゲーターさんの仕事場@横浜
▼取材の雰囲気
学園の1教室をお借りしました。
武藤さんは話がお上手で、私たちにとっても、‘先生’のようでした。取材中は、取材部屋の外で元気にはしゃぐ子どもたちの声が聞こえてきて、私たちはわくわくしていました。
今がどういう社会なのかを見るのは大事なことなのです。 だけど、物騒な社会だから、そこに生きる自分たちが犠牲者で 社会が変わってくれないと何も変わらないわけではなくて。 社会を変えるには自分は何が出来るのかを考えること。
今日のお話は心に響く言葉がたくさんあり、1つに絞るのがかなり難しいのですが。これが、今の私の気持ちにピタリと来る言葉だったと思います。
理想の社会を思うことは良いことだと思うし、自分が生きている社会を変える始めの一歩になることも事実。 だけど、理想とギャップがある現在の状況を、「誰かの、何かの、せい」にして嘆いているだけでは、現実は何も変わらないままです。 だから、自分が今何ができるのかを考えて実践することがやはり大事なんだなぁと今日改めて感じていました。 たいしたことではないから、やってもしょうがないことなのではなく、たいしたことでなくても、やってみることが大切だと思いました。
お話の中で一番印象に残った言葉は「勇気」です。 「自分らしく生きる」ということについて質問したとき、 「周囲が自分に張ったレッテルを破る勇気、戦う勇気が大切だ」といわれました。 武藤さんの教育方針の一つに「困難に直面したときそれにた立ち向かえる力を養う」というものがありました。 これは、今の私に不足しているもので、欲しくてたまらないものです。
「立ち向かえる力」のもとは「勇気」なんだろうと思います。 「変化を恐れない勇気」「前に進んでいく勇気」「打ち勝つ勇気」・・・ 私の中にもそれらはちゃんとあって、ただ、時々見えなくなっているだけで。 「勇気」という存在を常に心に留めておこうと思いました。 自分が弱くなったときには、それを取り出して、確かめられるように。
このお言葉は、武藤先生が小学校時代に担任をしていた時代に、本当に手をかけた生徒がいて、その生徒から、また生徒の親から、その何十年後になって、結婚式の招待状がきたり、また、『今の自分がいるのは本当に先生のお陰なんです。』と今の楠の学園に寄付をしてきてくれる人が、いると言うときにおっしゃっていたお言葉です。
自分はサービス業をやって行きたいと考えていますが、いつの間にかに『自分がやってあげているのに…』という気持ちになってしまうときが、あります。 しかしそうではなくて、やっぱり思い、気持ちは絶対に返って来るんですね。そのときの自分がしてあげたことが、その人に響いているほど、気持ちが返ってくるのだと感じました。 人からの気持ちを求めているわけではありませんが、自分がサービスをする上でしっかりと頭においていきたいと思います。
これは武藤さんが子どもに「本当に苦しい時でも前向きに生き抜く力」を身につけて欲しいとおっしゃった時に、どのように学校で接していけば「前向きに生き抜くチカラ」を教える事が出来るのか伺ったときに出てきた言葉でした。
私は日頃から同じ体験、授業を受けているのに、感動する子もいれば、何も感じない子どももいる。その違いは何だろうと考えていました。 その子どもの感じ方の違いには子どもの課題が見えていて、それに関連する何かを教えようとしているか、否かにあるのではないかと思います。 私たちが本当に大切だと思う事や、心に残っている事は学校の外で起きている、実体験などが多いと思います。それは、学校の授業がそのときの自分の課題にあっているか、などという事は関係なく行われているから、単なる知識になってしまうのではないかと感じました。 だからその知識を忘れてしまったら何も残らない。 でも実体験で覚えている事などはそれが、そのときの自分の課題と一致していた。だから心にも残るし、生きる上での糧、武藤さんのおっしゃっていた「本当に苦しい時でも前向きに生き抜く力」になるのだと思います。
もし私が教育の仕事に就く事が出来たら子どもの課題に近い話題の事を授業などで扱っていけるような教師になりたいと思います。