▼担当学生記者
岩佐佳代子(24歳:取材時)
▼取材日
2004/2/12(木)
▼取材時間
15:00~17:00
▼取材地
喫茶店@渋谷
▼取材の雰囲気
取材はカフェで行われましたが、周囲の環境を気にせず進められました。田代さんは気さくな方で、質問に一つ一つ答えてくれ、笑いのある取材となりました。一日の仕事の流れや気象キャスターとして常に心掛けていることから、普段気になる素朴な質問まで答えていただくことができました。今回はお仕事現場で行なえなかったのですが、取材時に何点か普段お仕事で使っている道具等を持ってきていただき、写真におさめることができたので、よかったです。
田代さんは今、お天気キャスターをしていますが、昔からやりたいとは全く思っていなく、たまたま、推薦を受け、ちょっとしたオーディションを受けたら受かったそうなのです。それでも推薦やオーデションもそんな簡単に受かるわけではないけれど、今あることを一生懸命し続けた結果、大きな財産になり、難しいことでも力むことなく、自然に乗り超えられてきているように感じました。日々の積み重ねだと思います。先の目標に向かって頑張る生き方ではなく、今あることを全力でこなしているから、田代さんには先の大きな目標はないと言っていましたが、一生懸命だから、できないのだ思います。田代さんのように、忙しく時間を過ごしていくのではなく、自分のペースで過ごしながら、好きな仕事をしていきたいのなら、まず、今あることをきちんとこなす必要があるなと思い、とても大切な気がしました。
また、「プロとは、(お金をもらっている以上)、人に感動させられることだ」と話していました。田代さんも、意識してそうできるよう、表現に気を使ったり、見ている人が興味を持てるような話題(ネタ)を考えたりしているそうです。プロに対しては、人それぞれ考えていることは様様かもしれないけど、仕事によって、感動を与える頻度や度合は違うけれど、感動を与えない仕事はないと思い、私には新しく、そうだと思える言葉に聞こえました。
気象キャスターのお仕事というのは、長期的、明確な目標を立ててそこに向けて努力していくというタイプの仕事ではありません。その日その日の天気を伝えていくことがお仕事です。それを毎日積み重ねていくうちに、少しずつ自分が成長し、それが財産となるというようなことをおっしゃっていました。それは気象キャスターという仕事の性格だけでなく、「今あることを一生懸命やる」、「目標は目の前の一歩」、田代さん自身の生き方とも共通しているように思えました。
私はこの姿勢に共感します。もちろん長期的に物事を考えることは、とても大切です。高校受験のための中学校時代、大学受験のための高校時代、就職のための大学時代、老後のための仕事、老後になったら何もない・・・先のことを大切にし、今をないがしろにする風潮が少なからずあります。先への「不安」がそうさせるのだと思います。でも、結局大切なのは確実にある「いま」だと思います。いくら努力しても結局不安は尽きないし、そこにとらわれすぎるより、今どうしたいか、どうしたらよいかをちゃんと考えて行動することが積み重なり、後々になって自分にとっての財産になっていくのではないかと思いました。もっと「いま」や「目の前の一歩」に目を向けていこうと思います。