▼担当学生記者
下村純子(20歳:取材時)
▼取材日
2004/2/13(金)
▼取材時間
10:00~12:00
▼取材地
ナビゲーターさんのオフィス@茅場町
▼取材の雰囲気
取材をさせていただいたスタジオにはカメラなどの機材がたくさん置いてありました。作品も実際に見せていただきました。緊張していた取材班でしたが、そこはさすがフォトグラファーさん。ムード作りが上手ですね。終始和やかな雰囲気で、いつのまにかメンバー全員が自然と得丸さんと話していました。
取材後、得丸さんに「下村さんは生まれ変わったら何になりたい?」と質問されました。「僕は鳥になりたいな。」と得丸さん。こんな質問をしてくる大人に出会ったのは初めてだったので、私はびっくりしました。
得丸さんのように好奇心が強い人は特に、好きなもの・ことがきっと多いでしょう。その中で写真を選んだのは好きだけではなくて、ずっと一緒にいても苦にならないものだったからだと思います。自分は何が好きで何をしたいのかな・・・って私は今まで考えてきたけど、一緒にいても苦にならないものは何かなという風に考えてみたほうが楽に考えられそうです。考えるというよりも、それより前にもうすでにしてきたこと・していることかもしれません。
取材場所が得丸さんのスタジオだったので、普段では見る機会 の少ない機材がたくさん置いてありました。私はスタジオとい う場所を見てみたい気持ちもあったので、現場を見せていただけてうれしかったです。得丸さんの制作物も拝見しました。初担当記者だったので緊張しましたが、同行の方がうまくフォローしてくれたのでスムーズに取材を進められたと思います。雨谷さん、金子さん、ありがとうございました。
得丸さんのお話の中で一番印象に残っているのが、「いつも自分をゼロの地点に戻す」という言葉です。私は、そのような感覚をもったことがなかったので、えっ?と思いました。どういうことかというと、自分をスタート地点に戻すことで次に進んでいけるし、挑戦することができる、ということでした。得丸さんのように、写真というものに関わり始めてから30年以上も経つと、おごることなく謙虚になる、初心に返る、自分をスタート地点に戻す、そうすることで、また先を目指して進んでいくことが出来る、ということだと理解しました。私は、一つのことを長く続けた経験がないので、感覚としてわからないのですが、一つのことを続けるには、得丸さんの言う「いつも自分をゼロの地点に戻す」「ピュアな状態に戻す」という態度が重要なのかな、と感じました。
得丸さんの印象は、センスがよくてお洒落な方だな、です。若い頃から、ファッションやポスターなど ビジュアル的なものに惹かれたり、小3の時に音楽を聴いて感動した感覚を覚えていたり、やっぱり感性が豊かでいらっしゃるなと思いました。19歳の頃のご自分のポートレートを、今年の年賀状に使うあたりなど、かなりいいです。
得丸さんについてですが、とにかく面白くて話しやすい方という印象を受けました。私は人見知りが激しいので初対面の人と話すのは苦手なのですが、得丸さんに対しては全く人見知り症が発症しませんでした。それくらい、緊張感を解く力の強い方でした。得丸さんのお話を聞いた感想ですが、「同じことの繰り返しは嫌だ」「体を動かしたい」「拘束されずに自由奔放にやりたい」など得丸さんはとにかくじっとしていられない方なのだとわかったとき、とても親近感が沸きました。それは私も同じように考えていたからです。この自由に動き回りたい!という強いパワーが高校での休学やフリーになるなどの「一歩」を踏み出させる原動力になったのでは、と思います。
しっかり一歩を踏み出せている人でも不安は当然感じています。得丸さんは、それでも踏みだせる、踏み出してみることができるのは進むことを止めたら終わりだからとおっしゃっていました。どんなに怖くても不安でも、足踏みしていたら何も変わらないし、なりたい自分に近づくこともできない。私もキャリナビに入るまで、停滞し続けている自分にイライラしたり、悩むばかりで何も変わらない生活に希望が見えなくなってしまったりしていました。このオンリーワンワードを聞いて、どなたがおっしゃっていたか定かではありませんが、「人はできなかったことに後悔するのではなく、やらなかったことに後悔する」という話を思い出しました。今回の同行での一番の収穫は、「前へ進もう」と思える気持ちを強められたことでした。