▼担当学生記者
花澤小百合(22歳:取材時)
▼取材日
2004/5/1(土)
▼取材時間
12:30~14:30
▼取材地
風の谷幼稚園
▼取材の雰囲気
取材当日は快晴で、とてもさわやかな風が吹いていました。園に伺ったときはこいのぼり集会が終わったばかりで、風の谷の子も卒園した子どもたちもすべりだいなどで元気に遊びまわっていました。そのような中、末永さんは一生懸命お話をしてくださいました。取材中に手作りのよもぎ餅をいただきました。とてもおいしかったです。
人がどう思うかとか、批判されたらどうしようかなどは気にせず、自分の意見・考えをしっかり持つことが大事だと仰っていました。末永さん自身、風の谷幼稚園で働くまでは、自分というものをあまり持っていなかったそうです。でも、毎月お母さん方に園児の教育について説明会をしたり、毎日の職員会議で常に自分なりの意見を求められたりするうちに、段々と人前で自分の意見を伝えられるようになったといいます。
私は今まで相手の意見がおかしいと思っても、それは個性なんだからと人によって考え方は様々だと考えて、あえてそれについては干渉してきませんでした。でもそれでは心の交流はなくて自己完結の関係なんじゃないかと園長先生の天野さんに指摘され、一見相手の意見を受け入れているようで、実際は突き放していることに気が付きました。人との関係について自分の中でもっと深く考えてみようと思います。
子どもに、自分で考えてもらって、自分というものを持って生きていってほしいという思いのもとに、末永さんは、子どもを教えているのが心に残りました。 幼稚園の行事だったり、遊び、運動のなかで、教えると言っても、丁寧に答え、やり方などを全て教えてしまっては、考える機会を失わせる。また「子どもにはこうなって欲しい」と自分の思いが強すぎて、教えても単なる押し付けになってしまう。
その中で、子どもが自分から考えてもらえるように、 その考えるきっかけを与えるというのは、大切なことだし、 これから生きていくうえで、必要なことだと思いました。
また、末永さんは6年間風の谷で先生をやってきて、今でも子どもの前に立つのは緊張されるそうです。それに、子どもたちと信頼関係の大切さを話されているのを聞いて、とにかく子どもの視点にたって考えようとしているのが伝わってきました。 人とコミュニケーションをとる上で、相手の視点になって考えるのは本当に難しいことだと思います。ましてや、大勢の子どもたちを相手にするわけです。 信頼って、目に見えるものでないから、日々の行動で築いたり、感じたりするしかない。 お話しを聞きながら、自分は相手の視点にたって物事を考えているだろうかと問い直していました。
今回の取材では、末永さんが働いている風の谷の幼稚園で取材をさせていただいて本当に良かったです。 どうもありがとうございました。