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学生記者の感想

▼担当学生記者
花澤小百合(22歳:取材時)

▼取材日
2004/8/4(水)

▼取材時間
14:00~16:00

▼取材地
三鷹プラザ2Fまちづくり三鷹オフィス

▼取材の雰囲気
まちづくり三鷹のオフィスでお話を伺いました。主婦の方や高齢者の方も見かけて、和やかながら、活気のあるところでした。 その中、関さんはにこやかに、ときに真剣にお話をしてくださいました。お話を伺って、関さんは柔軟性がある方だと思いました。そして、母だなあと感じました。どっしりとした感じ、安心する雰囲気のある方でした。満足して生きていらっしゃって、とても素敵だと思いました。お会いできてよかったです。

人間的に否定しない
担当学生記者: 花澤小百合(22歳:取材時)
人にはいろんな人がいて、当たり前なのですが、中には自分は少し苦手だなと感じる人もいます。 でも、だからといってその人を切り捨てるわけではなく、今の自分とは合わないだけで、もしかしたら、合うときがくるかもしれない。また、「苦手だけど、仲良くならなくちゃ」と無理にそうするのでもない。 人にはいいとこもあるし、わるいところもある。どんな人もそうで、自分にとって嫌なとこが先に目に付く場合でも、その人全体を否定しているのではなくて、なんというか、「その人が今そうなっているのはそれなりの理由があるのかな」という感じなのです。 私からみて、「生きづらそうだな」と感じる人とか、例えば攻撃性が強い人とかも、それはその人の背景、環境、性質、とか私との関係とかいろいろ重なってそうなっていて、なんというか、それなりになにかあって今はそうなっているのかなという感じなのです。 その人と関わっていて、私自身が攻撃を感じるときはその人から遠ざかりたいと思うのですが、でも、その人にはそれなりのものがあって今こうなのかなという感じなのです。

人間関係のしっかりしたまちが理想
同行学生記者: 但田洋平(24歳:取材時)

「理想とするまちはどんなまちか」をお聞きすることが今回の取材の私のメインテーマであった。私にとってはアルビレックス新潟のような、スポーツなどの文化により一体となる街が理想のまちであり続けた。まちづくりに携わってこられた方から、どんな回答を得られるかとても楽しみにしていた。関さんは「主婦や高齢者が自分のいる場所を見つけられるまち」が理想だとおっしゃた。

「自分のいる場所」という言葉はあまりにも深い。意図されるところの核心の部分は想像に及ばない。ただ、私は「人とのつながりや、社会とのつながりの中で自分らしくあることのできるまち」と解釈したい。それは次に続く関さんの「人間関係のしっかりしたまちが理想(今回のONLYONEWORD)」という言葉につなが るからだ。働く場所を得ることや、様々な活動から生じるネットワークで、誰かとつながり、自分が必要とされる。そこに人は喜びと生きがいを見つけられるのではないか。関さんが推し進めていらっしゃるSOHOや地域振興の活動は、これまで自信がなかった多くの人たちに、今置かれた状況下でもでき、更に先へ足を踏 み出せる活力を与えるものなのだと感じる。 また、「主婦」や「高齢者」の話は取材中幾度となく登場した。現在の社会状況の中で不自由を感じることも多い層の人達に、もっと元気になってもらいたいという関さんの繊細な視線を見た。

私の出身新潟は、アルビレックスというチームの存在で人々の輪が生まれた。自然発生的なボランティア団体や応援団が作られた。親子3代で観戦に訪れる光景も頻繁に見られる。ファン同士がフットサルで交流ももち始めた。サッカーの周りに、しっかりした人間関係が築かれ始めている。私は地元を離れて久しいが 、故郷は理想のまちに近づきつつあった。
関さんは「まちづくりは三鷹市が一番進んでいると自負しています」とおっしゃった。先進的な取り組みをされ、何より三鷹を愛しているから言える言葉だと思う。もし地域自治体に関わる全ての人がそう言える日がくるなら、そして何かをきっかけにして、強固な結びつきを人々が保つことができるなら、これ以上素 晴らしいことはないのではなかろうか。

意見対立はしても人間否定はしない
同行学生記者: 太田美穂(21歳:取材時)

私は、意見対立を無意識に避けてきました。いつも相手の提案や意見に対して、「いいね、それ」と共感していくことがいいことだと思い込んでいました。

そういう役回りが自分の気性に合っていたとも言えるかもしれません。自分が意見を言うことで、相手が傷ついたり、自分の意見を否定されたりすることが怖いともいえます。意見を言うことで、時間をかけるよりは、言わないで「まるく治める」ほうが楽だし、迷惑かけないと思っているからでもあります。自分の意見に自信がないからだとも言えます。 自分の周りも、協調的であまり自分の意見を主張しない人が多いです。何をやるにしても、スムーズにすすみますが、時々、活気に欠けて物足りないと感じるようになりました。 相手の意見に同調するということは、他人任せで自分から発信しないことでもあります。

ところで最近、自分と異なった意見に興味があります。人の考え方や価値観は、その人の生きてきた環境や職業・性別など様々なものが絡み合って出来ていると思うのですが、それを分析するのがとても楽しいです。そして、私の場合自分と違う人間に会ったときに、自分自身の考え方を客観的に考え、再構築することができるようです。 また、自分の決断に共感する意見は心の支えになります。反対意見は、それを真摯に受け止め、自分に納得のできる決断を再構築したときに、その決意は以前よりも強くなっています。 自分の意見を主張することは悪いもののように思っていましたが、よく考えてみると、実は大切なことなのだと気づきました。これから、自分の意見を必要なときに発信していきたいと思っています。そんな時必要なことは、「人間そのものを否定しないこと」だと感じたのです。私のように自分の意見を言いづらい人からも、意見を引き出せるかもしれません。

不満があるから、やりたいことが出てくる
同行学生記者: 熊倉智子(22歳:取材時)

こういう言い方ではなかったのですが、すごく印象に残りました。関さんは、「SOHOという業態は、自分でやりたいことを持っている主婦に向いている」と仰っていました。そこで私は、「どうして主婦の方はやりたいことを持っているのか?」とお聞きしました。その時返ってきた言葉が上の言葉です。不満に感じることがあるから、それを変えたい、こうしたいということが出てくるのではないかと関さんは仰っていました。

私の中にはなかった考え方でした。不満というとマイナスのもので、あまり持たないほうがいいと今まで思ってきました。でも関さんの言葉を聞いて、不満があるからこそより強い意志を持って何かに取り組めるのかもしれないと思いました。今の私は、やりたいことがよく分かりません。それだけ、今に不満を感じていないのかも知れないですね。でも、私は今に満足しているわけでもないんです。なんだか矛盾してるようですが、「今よりもっと幸せになりたい」と思う気持ちがあるのかもしれないなあと思いました。 でも、ただ「今より幸せになりたい」と思ってるだけではだめですよね。今の自分が何を不満に思っているのか、また何に満足しているのか考えてみて、行動できるようにしたいと思います。

子育ては我慢 仕事は真剣勝負
同行学生記者: 菅森朝子(21歳:取材時)

関さんは働きながら、二人のお子さんの子育てを経験されました。子育てによって学んだのは我慢で、子育てによって人として成熟したとおっしゃっていたのが心に残りました。それと仕事は真剣勝負なので、ぶつかること、失敗を経験することもある。けれども、それを通して成長するということをおっしゃっていました。

関さんは、お母さん持つ包み込むような温かさと働く女性の持つ緊張感とがあわさって、なんとも素敵な方でした☆私もあれくらいの年になったときに、あんな雰囲気を醸し出している人だったらいいなぁと思いました。 私はこれまで圧倒的に男性のナビさんを取材することが多く、女性の取材は2人しかありません。しかし振り返って思うのは、私は女性のナビさんの方が共感できて印象に残っているなということです。 私は、女だから男だからという考え方は好きではありません。しかし、男性の人生と女性の人生とではやはり違うと思います。 少し前まで、女性だと社会の色々な場面で不利な思いをしてちょっと嫌だなと思っていました。でも、最近は女性に生まれてよかったなーと思います。どうしてだろう?と考えたのですが、取材を通して、働く素敵な女性に出会えたからだと思います。

関さんのように仕事も結婚も子育ても経験して、 しなやかでキラキラしている女性になりたいです。

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