▼担当学生記者
石井千絵(22歳:取材時)
▼取材日
2004/9/22(水)
▼取材時間
13:30~15:00
▼取材地
ナビゲーターさんのオフィス@品川
▼取材の雰囲気
品川から歩いて15分程度のとあるビル。その一室に、たくさんの生徒さんの学習を支援しているオフィスがあります。生徒さんも時折顔を出し、楽しそうに日野さんやスタッフの方と話している姿が印象的でした。丁寧にお話を聞いてくれ、ご自分の教育に対する思いを語ってくれました。安心感のある、やさしい方でメンバーは思い思いの質問をすることができました。
日野さんの思う学校とは?の問いについてのお答えです。私が一番日野さんをすごいな、と思ったことは、人との接し方です。とても柔らかで、寛容です。私が、大人になったらこうありたいなあ、と思っていたスタンスです。
指導する側としては、ああしなさい、こうしなさい、と言ってしまった方が、楽だと思います。生徒に個性などないほうが管理するには楽だと思います。でも、日野さんは、「その人に自分の置かれている状況を認めさせ」、「どうしたいか自分で見つけさせる」支援を教育だと考えています。これはとても根気や優しさなど、心の底力が必要なことだと思います。自分の身になって考えてみると、苦手な人や、身勝手な人には、そのところだけ見て、距離を置いてしまうことが多かった、と思います。それは楽だけれど、違う人柄と付き合っていく機会を失ってきたのではないか、と今になって思います。
私はかなり、人に流されやすい性格です。だから、今までも 人の意見に従って行動することが多かったです。そういう事を続けてきた結果、なんだか自分の気持ちが分からないというか、人が言うからやろうとしているのか、自分がやりたいからそうしようとしているのか、自分でもよく分からない時があります。それが悩みだったりするんですが、日野さんの言葉を聞いてはっとしました。今出来ていないことを出来るようになりたいのなら、もっとその事に意識的になってみるという事かなと思いました。何で出来ないんだろう?って悩むのではなくて、 意識的にやってみるというか。これからもう少し、行動する時に 自分の気持ちに意識的になってみようと思いました。
日野さんの、「学校」に対する考え方を表している言葉だと思います。 日野さんの学校ではメディアやテクノロジーを、ツールとして利用しています。それも生徒一人一人が満足のできる学習を行うためです。 学ぶ、ということに制限は設けられてはいません。そのことをこの学校のシステム、学んでいる生徒に関するお話をうかがっていて感じました。僕が日野さんのお話をお聞きし、考えたことも学びです。自分ならではの学びをこれからもずっと追求していきたいと思います。
日野さんは教育界の一線で生徒と向き合い、挑戦を続けています。最後に青少年へのメッセージをお願いすると、「私も青少年なんでね~」と語る、笑顔が素敵で気さくな方でした。
僕はこの言葉を聞いて、日野さんを心底凄いと思いました。僕は周囲の人に反対されるのが嫌で、できるだけ周囲の人に喜ばれるように生きてきました。周囲に迷惑をかけるのが嫌で(というか、周囲に迷惑をかけてることに自分が耐えられない)、できるだけ周りを喜ばせたいと思って過ごしてきました。ですので、日野さんの言葉を聞いたときは本当に凄いと思いました。周囲の人と仲良くして生きていくこと、今の現状に甘んじていくことはとても楽なことで、大体の人はいわば”人生に妥協”して生きていくのだと思います。しかし日野さんは周囲の反対をものともせず、自分の意志を貫く事を選んだ人、つまり明らかに自分にとって困難な道を選んだ人なのです。その日野さんを見て、カッコいいなあと感じました。しかし、それと同時に、そういった意志をどうやったら貫けるのか、考え込んでしまいました。最近、”大人になること=人生に妥協していくこと”と、何となく分かったフリをしていた自分には、いきなり頭から冷たい水をぶっかけられたような、目の覚めるような取材でした。
「反対を押しのけてでも、自分の意志を貫き通すこと」はずっと自分の中での大きな課題でした(就活時、自分に足りないのはこれだ!と発見しました)。ただ、就活が終わってからのんびりしてしまい、この課題を忘れかけていました。ですので、今回の取材で、忘れていた気持ちを思い出しました。今までのように八方美人的に行動するのも大事だと思いますが、「これは譲れない!」と思うことは、とことんやってみよう!と思いました。