▼担当学生記者
原弘篤(21歳:取材時)
▼取材日
2004/11/6(土)
▼取材時間
14:30~17:00
▼取材地
服部さんのオフィス(神田)
▼取材の雰囲気
服部さんのオフィスにある応接室でインタビューさせていただきました。取材に入る前、「(差し入れの)缶ジュースは早い者勝ちね(笑)」「(会員だから)キャリナビの詳しい説明はカットで(笑)」と自ら場を暖めてくださった服部さんのおかげで、取材は和やかな雰囲気の中で進められました。また、就職に関する記者の個人的な疑問に対しても、服部さんはとても親切に、詳しく答えてくださいました。2時間半があっという間に感じられた取材でした。
これは取材中、服部さんが繰り返しおっしゃっていた言葉です。服部さんは、はじめから就職サイトの編集という仕事を志向していたわけではありません。大学受験時に電子工学志望から文転。大学では法学部ながら経済学の勉強を重視。社会人になってからは、新聞記者や雑誌編集の仕事。このような紆余曲折を経て、服部さんは今の仕事に辿り着かれたのです。
その時々の進路変更が重なり合い、偶然にも、はじめ高校生の頃やりたいと思っていた電子に、今仕事として関わっている。しかし裏を返せば、偶然に思えた途中の紆余曲折はすべて、今のインターネットの仕事に辿り着くための必然だったと言えるのではないか。だから、「人生は、偶然と必然から成り立つ。ある程度時間が解決する。」
自分の進路を決断する際に、自分の感性にぴたりと合うものとはなかなか出会わないかもしれません。たとえ出会えたとしても、縁が無い場合もあるでしょう。そういう苦しい状態のとき、思い出したい言葉です。
明確なビジョンをもち、それに向かって一歩ずつステップアップしていく生き方もあれば、ぼわーっとした感性を頼りに、ふらふらと、しかしその場その場をしっかり生きていくうちに、はじめの想いを果たせるような生き方もあるのかもしれません。服部さんのお話を伺って、少しは自分の将来について柔軟に、楽観的に向き合えそうな気がしてきました。
やりたいことが見つからない。じゃあ、やりたくないことを消していけば良いじゃないか。ということです。なるほどそのとおりですよね。でも、そんな当たり前の考えが今までの僕にはありませんでした。「自分は将来何がしたいんだろう」と悶々と考えてみても、一向に答えは見つかりません。そんな時は、まず自分がしたくないと考えることをあげていって、少しずつ範囲を狭めていけばいいのだ、と。
そして、「きっちり決まらなくても良い。漠然とで良い。」ともおっしゃっていました。「キャリアデザインは35歳以下には考えられるはずが無い。」と。これには正直異論を唱えたいところですが、将来の道が決まっていない今の自分には、ありがたい言葉でもありました。これから少しずつ考えていって、自分の道を見つけたいと思います。
自分から動くことが何よりも大事ということ。とりあえず何か行動すると、向こうの反応もわかるし、それ以上に自分の反応もわかる!という話に妙に納得できました。私はこの「自分の反応がわかる」ことが大切だと思います。自分の中だけで考えていては深くはなるけれど、広くはならないと思います。 色々な世界に触れることで、自分の価値観に気付いたり、新たな自分を 知ることになります。
また、「自分で納得してしまうモノサシだけで考えないこと」という言葉も印象に残りました。やはり自分だけで考えるのではなく、まわりの刺激が大事だと思います。
今回の取材を通して、就職を別の視点から考えるきっかけになりました。
若者へのメッセージでおっしゃっていたことです。服部さんは仕事が趣味といっていいくらいお仕事で日々忙しい生活をなさっています。「人生は必然と偶然だと」おっしゃっていてそれに乗っかっていらっしゃるな、と思いました。サーフィンの波乗りを楽しむかのように・・・。それは自分自身が冒険をしているという自覚があるんだろうな、と思います。おじさんだって冒険している、いわんや若者も、というごく当たり前のことですが印象に残りました。
今の若者はどこか窮屈になっている部分って大きいですよね。本来自由なはずなのに何か見えないものでしばられているといか。今の大半の学生にとってそれは「就職」というものでしょう。冒険心を忘れて、目的が手段になっているような気がします。私自身も含めて・・・。「おじさん」と比較してみて、やっぱり若者は冒険した方がいいな、と思いました。