インターネットのお仕事人辞典 トップページ > インターネットのお仕事人辞典(R) > ナビゲーター:川井達弘さん[農業(田舎暮らし体験塾)]> 学生記者の感想
学生記者の感想

▼担当学生記者
藤長展子(24歳:取材時)

▼取材日
2004/12/2(木)

▼取材時間
18:00~21:00

▼取材地
ナビゲーターさんの運営する田舎暮らし体験塾『自在屋』にて

▼取材の雰囲気
取材前は、一日中、川井さんと一緒に田舎暮らし体験をしていました。初めて会った私たちに対して、家族のように接してくれる川井さんに、メンバー皆、感動していました。取材は、川井さんの奥様が作ってくださった美味しい夕飯を食べながら、みんなで車座になってお話をお聞きしました。
※記事作成はキャリナビスタッフ但田洋平(取材には同席しておりません)が行いました。

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担当学生記者: 藤長展子(24歳:取材時)
体験塾に参加した人のことを気遣うことをいつも心がけている。
どうしても、自分の感覚、考え方、習慣などに基づいて物事を進めてしまう。
だが相手は自分とは違う年齢、性別、考えを持った人間だ。 だから相手がどんな状態なのか考えて、気を配って接するようにしている。
私も自分の感覚だけで物事を考えたり、話したりしているなと思った。
周りの人に対する気遣い、配慮みたいなものがぜんぜん足りないなぁと思った。
自分でいやだな、向かないなと思うことをやってみるのも大切。 本当にじぶんがやりたいことは何なのか考えるきっかけになるからだそうです。
どんなことでもやってみること、していることで無駄になることはないんだなとあらためて思った。

自分の支えになるものを作る
同行学生記者: 井上啓太(21歳:取材時)
川井さんの支えとなっているものは先人への尊敬の念だと思い ました。百姓の仕事をしていて、辛かったりした時に先人の作 業と比較し「これでは情けない。恥ずかしい」と思うことで、 さらに頑張れるのだそうです。
それでは僕の支えになっているものは何だろうと考えたときに 、あまり思いつきませんでした。自分の支えになるものを探し ていないのか。それとも気付いていないだけなのか。自分の支 えになるものを探すきっかけになった取材でした。
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その他の良い言葉たち(1つを選び出すのはかなり難しかった)
「家族から離れて集団就職したときはみんな泣いてね。」
⇒ホントに素晴らしい家族だったんだろう。家族の絆が今とは比べものにならない程だったではないか。 「常に家族がしっかりしてたからねー。そんなとこはなれるわけないだろう。だから高校卒業してそとに出されたときは大変でしたよ。だからもし日本がそういう家族構成で一軒一軒そうなれば、なんでも解決できるはすだよ」
⇒僕も8人家族の中で育ったので、核家族とかの事は解か りませんが、良い環境で育ったと思う。核家族は寂しそうだし 。 「マムシ酒を飲むと東京まで走っていけるわけ。」
⇒さすがマムシですね☆そんな話をしている川井さんが面白かった。 「ネガティブよりもみんなと仲良くして楽しくやってたほうが いいじゃん。」
⇒ずばり納得! 「人になんていわれようと、何されてようと、目標を持って進 むんだよ。自分は自分なんだよ。関係ないよ。」
⇒すごくかっこよかった。特に「自分は自分なんだよ」の部分 「嫌なことがあったりしても、必ず自分の将来に役立つものな んだよ。」
⇒すべてをプラスに捉えるそのポジティブさはすごい!かなり響いた。
それから今のところ出会ったナビさんの中で、一番感動した取 材でした。お話の後半は涙がこぼれそうなのを必死にこらえて いました。川井さんの何が自分にこれだけの感動を与えたのか はまだわかりません。今思いつくものとしては「家族の関係」 「田舎暮らし」「川井さん自身」ですかね。今回感動したこと 、もしかしたら僕の本当にやりたいことだったりするのかも知 れません。

頑張ってね!!
同行学生記者: 井上由子(23歳:取材時)
今までお会いしたナビさんの中で、1番人に対する壁がない方でした。
「人間が優しい、親切なのは当たり前なんじゃないの?」というようなことをさらっと仰っていました。 「どうしてあんなに川井さんは優しいのかな?」
「きっと川井さんには優しさが刷り込まれているんだよ!」と 取材後メンバーと話すぐらい、優しさ温かさに溢れた方でした。 「自在屋のHPを見ていて、お母さん(奥さん)と仲が良いと感じたのですが・・」と言うと、顔を手で覆って照れていた姿が可愛らしかったです。
「頑張ってね!!」
帰り際、1人1人と握手しながらこの言葉を掛け、肩を叩いてくださいました。川井さんの温かさが伝わってきて、とても嬉しかったです。人に言葉を掛けるのは大切なこと、掛けられたら嬉しいと頭で分かっていても実行できないときがあります。挨拶すれば気持ち良いのに苦手な人に対して「何でこっちから挨拶しなきゃいけないんだろう」と思ってしまったり、避けてしまうことがあります。誰に対しても笑顔で挨拶するのは当たり前と思える人間になりたいです。苦手な人を避けそうになったら「みんなと仲良くして楽しくやってたほうが良い」という川井さんの言葉を思い出したいです。

家族と一緒にいたい
同行学生記者: 石井千絵(22歳:取材時)
私が一番印象に残ったこと。それは、家族のお話です。川井さんん、集団就職で東京に行くとき、「行きたくない。家族と一緒にいたい」と強く思ったそうです。家族が大好きだから。
私も同じです。大学進学の時も、東京ライフに憧れはしたけど、家族と離れてまでしたいとは思えず、実家から通える大学を選びました。自分の考えで選んだつもりです。でも、そのことが私の中でずっとひっかかっていました。「家族が好きだとは言ってるけど、単に自立できていないだけじゃないの?」と。いつまでも家族と一緒にいたいだなんて、幼いことだと引け目に感じていました。
でも、川井さんのお話を聞いて、私は家族を好きだと思う気持ちを大事にしていていいんだなと素直に受け止められました。家族のことを大切に思うということも、ひとつの生き方なんだなーと思えたんです。だけど、それに縛られて、後になって「あのとき家族がいたから、こう選択してしまった・・」なんて思いたくありません。家族は大切。その上で、私は私。しっかりと自己決定をしていこうと思いました。川井さんの幸せそうな笑顔を見て、そう思いました。

本当にあの頃は幸せだった
同行学生記者: 吉田早有里(23歳:取材時)
昔を振り返って「あの頃はよかった」ということはだれにでもできる。でも、川井さんは、その頃の生活を本当にやっているし、 その生活をみんなに知ってもらおうと自在屋もやっている。
それと、川井さんが小さい頃の話をされている時の顔がすごくよかった。自分が小さい頃、家族で、家に住んでいた時のことを思い浮かべながら話していたからだと思う。
18歳の時、集団就職で東京に出てしまうまでは、秋田で家族みんなで暮らしていた。部屋の仕切りもない、昔の家。長男は必ず家を継ぐものと決まっていた。なんで、そんな生活に窮屈さを感じないのか私は不思議でたまらない。窮屈、なんてことも考えず、大家族の暮らしが普通だったのだと思う。そして、不満を言う前に、周りの人のことを気遣っている暮らしだったのかな、と思う。想像の中の話だけど、そうでもなければ、「戻りたい」と思うほどの子ども時代にならなかったと思う。
川井さんが小さい頃の時代をよく表す言葉がある。
「こんなおばあちゃんがいたんよ。もしね、泥棒が家の中に入ってきても『ちょっと休んで、ご飯を食べていったらいいよ』って言ってくれるような」
私は今の生活の中で、やらないといけないことがたくさんあって、できるだけ、面倒くさいことや、どっちでもいいものは省いて、効率よく、たくさんのことをこなそうとしている。でも、やっぱり、川井さんや、川井さんのお話の中にでてきたおばあちゃんのようにもっと、大きくてゆったりと構えていれる、人のことを考えられる人になりたい。
そう、50年後にはそうなっていたい。

支えとなるものを自分で作る必要がある
同行学生記者: 本多倫子(22歳:取材時)
自分の子どもの頃の生活が忘れられなくて、その時のことを今の子どもたちに伝えたいという思いを持って「自在屋」をやっている川井さん。
昔の暮らしが川井さんの基盤になっていて、生き方の土台なんだと話の節々から感じ取ることができました。
川井さんの話の中で一番心に残っていることは、『支えとなるものを自分で作る必要がある』ということです。
この言葉が私にとってのオンリーワンワードです!
「支えとなるものを、困った時だけでなく、常日頃から作っていく」という考え方は私にとってとても新鮮でした。支えは気付けばそこにあるものではなく、自ら作り上げていく必要があるという考え方が印象的でした。支え=頼ること、ではないんだと教わった気がします。生きていく上で、支えとなるものがあると意識できることは素晴らしいことだと思います。支えを作っていくというと、なんだか難しそうですが、様々なことがひとつひとつ積み重なってその人独自の支えになっていくのかな、と思いました。
川井さんにとっての「支え」は、「昔の人はすごい!」という気持ちだそうです。昔の人は今の人よりも人間らしく生きていた、昔の人の考え方を尊敬していると仰っていました。
自分にとっての支えは○○だ!とはっきり仰る川井さんはかっこよかったです。私も、自分にとっての支えを作っていくということを意識してみようと思いました。

子供の頃の生活があまりに良かったから始めた
同行学生記者: 兵藤あゆ香(21歳:取材時)
取材報告の時にも同じ言葉をあげたのですが、食事をとりながら取材したためメモを殆どとることがなく、思い返してみてもやはりこの言葉かなと思いました。
川井さんは集団就職で上京し、東京で30年ほど働いた後、早期退職制度を利用し実家の秋田へ戻り、今のほぼ自給自足・農家生活を始めました。それはやはりこの言葉の通り、子供の頃に秋田で過ごしていた日々が体に染みついていたからなのだそうです。集団で上京する際にも行きたくないとみんな泣いており、ご自身もそうだったとおっしゃっていました。
少なくとも私のイメージでは若い人は東京に出たい、東京への憧れがあると感じています。話は異なってますが、今は経済も文化も情報も何だかんだ言って東京中心です。それが余計に人を縛り付けて地方から人が消えている。これはイメージでなく現実の日本の一面と言えます。私もその中の一員として、地元(栃木県小山市)が好きではないし、魅力がないと感じています。でも取材をしていて、「これってきっと川井さんのような人ばかりの地方なら、その地方自体が活気づくのかもしれない。そしてそんな地方になら、地元が好きな人が集まってあったかい日本ができる。」そう思っていました。
私が描く希望未来日本図のある面は、川井さんのような、「人が好きで人を大切にする」人にあふれ、その人その人が最大限の生命力を放出して生きている世の中です。だから、川井さんにお会いしてお話を聞いて、「本当に世界中の人がこの人のような気持ちでおおらかに生きていたらいいだろうなー」と言うのが取材を通して一番感じたことでした。

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同行学生記者: 桑原葵(22歳:取材時)
川井さんが自在屋を始められた理由が、純粋に「自分が体験した田舎の暮らしを今の若い人に伝えたい」ということであるのにまず驚いた。当然と言えば当然の理由であるはずなのに、僕はもっと説教臭い台詞を予想していたようだ。
お話の中で一番印象的だったのは、「支えになるものを自分で作る」という話だった。僕にはそれまで、「支えを作る」という発想はなかったからだ。支えというのは放っておいても傍にあるもので、どちらかというと探すもの、見つけるものだと思っていた。でもそれを主体的に作り上げていくというのは、面白い考え方だ。
そして川井さんの場合、それは先祖だと仰っていた。畑仕事をしていて辛くなった時、同じ土地を耕していたはずの先祖を思い浮かべ、「情けない」と思うそうだ。そして、「先祖がやっていたんだから自分にもできるはずだ」と考えてまた頑張る。そこがすごいなと思った。僕だったら逆に、「自分はダメなんだ」と思ってしまいそうだから。
川井さんの取材は僕にとって初めての取材で、囲炉裏を囲んで酒を飲みながらのお話はとても印象的だった。いつか囲炉裏のある家に住みたい。

家族が大好きだった
同行学生記者: 川村謙介(21歳:取材時)
家族と離れたくはなかったとおっしゃっていたのが最も印象 に残っています。
僕は一人暮らしをする状況におかれたことは一度もなく、22年間実家で暮らしています。もしも、家族とはなれて生活するとなっていたら、例えば実家からは通えない大学に入学したとしても、川井さんのように家族と離れたくないと感じることはないでしょう。それだけ親や兄弟の存在そのものや家族が自分にしてくれていることが当たり前のように感じているということだとおもっています。川井さんは、僕が当たり前に感じていることを一つ一つ感謝の気持ちを忘れていなかったのだと、今は思っています。

目標をもって欲しい
同行学生記者: 中村康朋(20歳:取材時)
川井さんは目標をもっている人ともっていない人では目の輝きが全然違うとおっしゃっていました。たしかにそのとおりだなと思いました。これは周りの人を見ていてもそうだし、自分自身についても言えることだなと思いました。自分の目の輝きは分からないけれど、実際に目標をもって活動をしているときと目標をもたずにただ漠然と活動をしているときでは取り組む姿勢、熱心さが自分の中で違うんじゃないかなと思います。
今、キャリナビを修了して、これからこの半年間のキャリナビの活動の中で分かったこと、気づいたこと、自分の思いを実際に行動に移そうとしているところです。修了プレゼンで話をしたとおり、特にやることはキャリナビに入る前と変わりません。変わるのは姿勢・考え方・気持ちの面かなと思っています。そのひとつとして、しっかりとひとつひとつ目標をもって行動していこうと、今回の取材から感じました。

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