▼担当学生記者
大島啓太(19歳:取材時)
▼取材日
2005/1/21(金)
▼取材時間
15:00〜17:30
▼取材地
レストラン@渋谷
▼取材の雰囲気
渋谷マークシティの中のレストランで取材をさせていただきました。くらたさんは「パワフル」という言葉がぴったりな方でした。登場後、瞬時に場の空気を温めてくださり、取材はとても盛り上がりました。緑に染め上げた短髪と色のついたメガネがとてもフィットしていました。
くらたさんは社会に価値を提供してきた数々のメディアを立ち上げに成功してきたわけですが、それはヒアリングに応じてくれた多くの人たちのおかげだとおっしゃっていました。ヒアリングを通して不平不満の言葉を拾っていき、それがくらたさんの中で蓄積されていき、立ち上げるメディアで社会に提供したい価値、そして対象となる人たちの像が見えてくるそうです。 多くの人の声に耳を傾け、一つ一つの言葉、またそこに込められた気持ちや思いを大事にするというくらたさんの仕事にたいする姿勢を教えていただきました。
新しいものを作り出す人達が発しているパワーって本当にすごいです。魅力的です。 登場してすぐに「それではゼミを始めます、宿題はやってきたか!」と冗談を言い取材の場の空気を温めてくださったくらたさん、とても素敵な方でした。
くらたさんはかっこいい方でした。髪の毛は緑で色のついた眼鏡も似合っていて精神的にもお若い感じがしました。 そして精神が開放された人でした。なぜこう表現するかと言うと、待ち合わせのレストランに入ってきた瞬間、失礼のないように背筋をしゃんと伸ばし立つ私たちに向かって、「いやいやそんな座って座って。お店の人にも迷惑だろー(笑)」。私たちがイスにすわりだすと、「よーし、ゼミ始めるます」と一声。
また、新しく作る雑誌や事業のテーマをヒアリングによって決めていくと言うお話で、「私は何か勘違いをしていたようだったけど、それが確信に変わった。」そう感じました。アイデアは自分でひたすら考えて出てくるものではなく、人に影響されながら産まれてくるのだなと。 くらたさんは会社や商品、ご自身も手がけていたメディアなどは独りよがりではつぶれていくとおっしゃっていたように思います。そしてこれらを、「常に変化していかなくては、ほろびるもの」と表現していました。つまり社会(消費者)の変化に気づかない会社、商品、メディアはつぶれるのだそうです。
一方「芸術などの自己表現は別」とくらたさんはおっしゃっていました。 確かに「自己表現」と言えば、必要とされているものを産みだす行為ではないので、先のような経済活動全般に関わるものとは性質は別です。しかし、社会の変化を読みとる点では全く共通だと私は思いました。なぜなら自己表現をする当人も社会を代表する一人であって、その人そのものが社会を表しているに違いないからです。音楽も絵も写真も同じで、自己表現をする人が敏感に社会を感じ取ってそれを自身でアウトプットしている。それが人々の共感を得られれば曲や絵などが売れる。それはヒット商品がマーケティングによって消費者の心をつかめていた時と酷似しています。 大学に入って以来演劇活動をしてきた私は、思いがけないところで新たな演劇の一面を理解できたように感じました。また、何かを生み出すことをするという点で、演劇も新事業開発も雑誌創刊も同じだと思うのですが改めて、そうしたことをしている人のいきいきした様子は自分のあこがれだと感じました。