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記: お仕事において、それから藤沢さんご自身の夢を教えてください。 藤沢さん: 私は今の時代に必要なのは経営者だと思っていて、カスケードのサービスを通じて一人でも多くの同世代の経営者が生まれればいいと思っています。まずは100人を目指しています。もう4人生まれました。あと96人です。起業家の誕生は支援の仕組みができればもっと広げられると思っています。まだ3~4年はかかりそうです。自分からでた100人の経営者と集って、よりよい社会が作れたらいいと思っています。私がここで言う経営者は経営者の気持ちを持っていれば官僚でもNPO、行政職員、大企業の部長でも構わない。そのような仲間達ができればと思います。それが仕事上の理想です。 プライベートで言えば、30歳位になってきてやっぱり仕事と生活のバランスって必要だと思うようになりました。私の20代は仕事だけだったんですよ。現在、平日は5日間東京にいることになってしまいますが、週末は鎌倉のセカンドハウスにいます。皆と語りあえる時間がほしいと思うからです。仕事としての目標を達成しながら人としてのバランスも保ちたい。20代はアンバランスくらいでよいと思います。仕事を詰めて行う。オンリーワンをめざしたほうがいいです。それがだんだん見えてきたらバランスをとっていくのもいいでしょう。理想的には週4日は働いて、残りの3日を休みにしたい。その3日間は自分の勉強、仲間のために使いたいです。 記: 最後に若者にメッセージをください。 藤沢さん: 最近若い人達のパワーは本当に強いと思います。たとえば経験のない若者と、年齢がもっと上の経験を積んだ人がいるとしますね。若い人は何だったら勝てるでしょうか。それは成長率です。ある1年で区切ったときの成長率は若い人は年上の経験を積んでいる人に負けないはずです。というか負けてはいけないのです。昨今のように、テロが起こったり、いろんな産業が激しく変化する時代のなかで成長率が大きいっていうのは大変な強みなんです。どんなに偉そうにしている人にも、今は負けているかもしれないけれど、成長率では負けないと思って突き進んでほしいです。そうしていれば、今の時代をどうすればいいかもっと解決策がでてくるはずです。
若ければ若いほど先の時代が見えているものです。仮に50歳が人生の成熟期だとしましょう。私がもうすぐ30歳なので2025年には私の年齢の人たちの時代でしょう。その10年後には下の世代の時代でしょう。私は恐らく60歳位になると時代感覚が弱くなると思います。そのときの私が生きる社会を作っているのは私の10歳下の人たちです。15歳下の人は私より15年先の時代を見ているのです。若い人達はそんなに素直に上の世代の人達の言うことを聞かなくてもいいと思うんですよ。もっと自分の感性を信じて、「もっと世の中こうしたいよね」と理想像を語ったほうがいいです。語るときに、上の人に教えてもらって語るなんてしたくないじゃないですか。あまり上の人の言うことを素直に聞きすぎる人間にならないほうがいい。生きていく上で師匠は大事ですが、自分たちの理想の社会を今のイメージでいいから語ってほしい。イメージを描いて修正していくのはできるけれど、いまの時点でこうなるといいねって理想を持っていないと修正もできませんから。そうすると、「おれはこう生きる」「おれはここを担当する」みたいになってくる。 記: 自分の役割が見えてくるということですね。 藤沢さん: 見えてきます!自分一人の成功なんて簡単ですから。私は今この瞬間ハッピーですから。おいしいものを食べられて、好きな人と話せて仕事ができます。これ以上の幸せはないんじゃないでしょうか。自分の幸せの基準、足るを知ることは大事だと思います。我々は個人のレベルで言えばほとんどの人が生まれた瞬間に幸せの域に達していると思うのです。それを不幸と思ってしまうのはほかの人と比較するからです。年収が倍になっても、飲み屋が新宿から銀座に変わるくらいでしょ、そんなに変わりません。自分なりの幸せ観をもてれば幸せですよ。それを決められないから幸せになれないのです。 一方で我々はこの時代に生まれてこれだけ恩恵を受けているのだから恩返しをしていくことも必要でしょう。自分の幸せがあって、さらに社会の幸福を追求しないと。我々はおそらく今の生活の質を一生享受し続け、逃げ切れるでしょう。でも我々の子供世代は年金破綻、軍事問題、国が崩壊している可能性もあります。あとの世代に「あいつら逃げたよね」とは言われたくはない、かっこ悪いじゃないですか。まずは自分達が明るく楽しく生きるのが第一、でもそれだけで終わってはいけないと思うのです。だから我々の理想の社会像をもっと語りあったほうがいいと思うし、その社会に向けて自分は何をしていくかを決めてコミットしてほしいと思います。 記: 今日はありがとうございました。 |