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学生記者の感想

▼担当学生記者
渡辺早紀(22歳:取材時)

▼取材日
2009/8/7(金)

▼取材時間
9:30〜10:30

▼取材地
菖蒲さんのご自宅@徳島県上勝町

▼取材の雰囲気
菖蒲さんのご自宅で取材をしました。ちょうど山から取ってきた葉っぱをパックに詰める作業をしているところでした。その横で私たちはお話を伺いました。夏の日差しが強く、せみの鳴き声が響き渡る中、想いを馳せていただきました。穏やかで優しいその表情から、仕事に根気強く取り組むその姿勢から、84年間生きてきた軌跡を見せてくださるような取材でした。

戦争は無いし気楽なところです。
担当学生記者: 渡辺早紀(22歳:取材時)

上勝町はどんなところですか、と聞いたときの言葉です。戦争を経験した人だからこそ言える、じつは深くて重い言葉だと思いました。戦争は無いし気楽なところ、と言える場所にいま日本中全ての場所が当てはまります。けど、その有難さをひしひしと感じていられる人はどれだけいるのだろうか、と考えると私を含めて多くないと思いました。同時に、本当に幸せな時代にいる、ということを忘れないようにしようと思いました。戦争が無い、その幸せな状況の上で、日々悩みがあるのだな、と思うと、今の悩みたちは何とちっぽけな、贅沢な悩みかと思えてきます。こんなに幸せな状況にいられるのだから、悩んでないでどんどん動いていこうと思いました。

菖蒲さんご自身は優しそうで、穏やかで可愛らしいお人柄の方でした。「ありがとう」という菖蒲さんの表情、「お世話になりました」と取材後こちらにおっしゃっていたその菖蒲おばあちゃんの謙虚な姿勢は取材で最も私が印象に残ったことだと思います。私もおばあちゃんになった時、若い人に威張るおばあちゃんじゃなくて、謙虚で可愛らしく「ありがとう」と言うおばあちゃんになりたいな、と思いました。同時に、今の自分に対しては、もっと「お世話になりました」という言葉、感謝の言葉を使いたいと思いました。心を込めて、相手に伝わるように。笑顔で。

世界中探してもこんな仕事はない。
同行学生記者: 楽山仁美(24歳:取材時)

この仕事のやりがいや楽しいところはなんですか?と言った質問に返してもらった言葉です。菖蒲さんの取材は「言葉」だけでなく、「働いている姿」を見せてくれるものでした。目の前でお仕事をコツコツ、淡々とやっている姿をみて、毎日こうやって「仕事」をしてるんだ、すごいなと感心しました。

また「有難う」が印象的でした。菖蒲さんだけではないですが、町の皆さんはよく有難うと言う人ばかりでした。お仕事の手伝いとした人に、大勢の人が上勝町にくることについて聞いたとき、笑顔で心こもった「有難う」を言っていました。目の前のことを大切にコツコツ、まじめに取り組まなければ、その気持ちは育まれないと思います。目の前にあることを丁寧に感じ取ることで、心から有難うといえる人間に、些細なことも大切にする気持ちを持ちたいと、私の場合、出来ていないからこそ、改めて思いました。

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